平成30年度 岩手県立中央病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1,261 326 461 792 1,108 1,598 3,151 3,742 2,735 618
◆当院は救急患者さんの積極的な受け入れで高度急性期医療を推進する中核病院です。岩手県全域を対象に幅広い年齢層の患者さんを診療しています。
◆全体で見ると高齢化の影響もあり、60代以上の患者さんの割合が高く、全体の約6割を占めています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の気管支鏡検査 167 3.75 3.43 0.60 70.41
040040xx99040x 肺がんの化学療法 88 11.28 10.00 0.00 69.28
040110xxxxx0xx 間質性肺炎の治療 61 22.98 19.06 13.11 73.80
040040xx9905xx 肺がんの化学療法(カルボプラチン+パクリタキセル等) 47 27.43 19.34 2.13 70.70
040040xx9900xx 肺がんの治療 42 16.29 14.58 19.05 71.64
◆呼吸器内科は、主に肺がんや肺の炎症疾患や肺のびまん性疾患の診療を行っています。
◆1番目の症例は、気管支内視鏡検査の入院です。肺や気管支の病変が疑われる場合、直接内部を観察し病変の組織や細胞などを採取したりする検査です。2泊3日の予定入院が最多ですが、抗凝固療法中の症例は入院期間が長くなります。2・4・5番目の症例は、肺がんに対する抗がん剤治療等の入院になります。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆道結石・胆管炎の内視鏡的手術 224 9.42 10.08 5.80 77.03
060100xx01xx0x 大腸の内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 204 2.38 2.67 0.00 68.55
060020xx04x0xx 胃がんの内視鏡的粘膜切除術 108 6.39 8.52 0.93 74.65
060102xx99xxxx 結腸憩室出血の治療 97 7.76 7.75 1.03 66.94
060140xx97x00x 胃・十二指腸潰瘍の内視鏡的止血術 67 9.90 10.58 13.43 69.37
◆消化器内科は、消化管疾患(食道、胃、小腸、大腸、直腸領域)と消化器疾患(肝、胆、膵、脾臓領域)の診療を行っています。
◆1番目の症例は、胆道結石や胆管炎の内視鏡治療の入院です。2番目の症例は、大腸のポリープや線種に対する内視鏡的手術の入院です。3番目の症例は、早期胃がんに対する内視鏡で行う粘膜切除術の入院です。4番目の症例は、大腸の壁が袋状に飛び出した憩室の治療です。5番目の症例は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の出血部を止血する内視鏡治療の入院です。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈のアブレーション治療 210 5.01 5.15 0.00 62.34
050130xx99000x 心不全の治療 209 19.15 17.66 17.22 83.42
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患のカテーテル治療(PCI等) 201 3.73 4.47 1.00 68.41
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患のカテーテル検査 160 2.69 3.01 0.00 68.78
050210xx97000x 徐脈性不整脈のペースメーカー植込術または交換術 96 8.55 11.01 4.17 74.56
◆循環器内科は、狭心症、心筋梗塞、不整脈、心筋症、高血圧性心疾患、心不全、先天性心疾患等の心臓疾患全般と閉塞性動脈硬化症など末梢動脈疾患の診療を行っています。
◆1番目の症例は、不整脈に対して行うアブレーション治療の入院です。2番目の症例は、心不全の治療の入院です。3番目の症例は、冠動脈の狭くなったところに対して大腿部や腕などからカテーテルを血管内へ挿入し、バルーン拡張やステント留置を行う入院です。予定入院では、主に1泊2日の短期入院で実施しています。4番目の症例は、狭心症などの心臓カテーテル検査の入院です。主に入院では1泊2日の短期入院を実施しておりますが、外来で可能な症例については日帰りの検査も行っています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎の治療 137 4.80 6.19 0.00 1.12
040070xxxxx0xx インフルエンザの治療 68 5.04 6.14 0.00 2.66
080270xxxx1xxx 食物アレルギーの検査 59 2.07 2.14 0.00 2.20
030270xxxxxxxx 急性上気道炎の治療 55 4.04 4.96 1.82 1.56
0400801199x00x 肺炎の治療 52 5.25 5.71 0.00 3.83
◆小児科は、盛岡市小児二次救急輪番病院制の中心的病院として小児救急医療で大きな役割を果たしています。また地域周産期母子医療センターとして新生児医療でも一定の役割を担っています。
◆1・2・4・5番目の症例は、肺炎や気管支炎、インフルエンザの呼吸器疾患の入院です。平均して4~5日の入院治療を行っています。3番目の症例は、食物アレルギーの原因を調べる検査入院です。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 大腿骨頚部・転子部骨折の手術 171 24.58 26.30 91.81 81.24
160760xx97xxxx 前腕骨折の骨折手術 73 5.18 5.68 1.37 56.55
07040xxx01xxxx 股関節の人工関節置換手術 52 20.44 22.27 69.23 69.63
070343xx97x0xx 腰部脊柱管狭窄症の手術 39 18.10 16.80 38.46 70.74
070230xx01xxxx 膝関節の人工関節置換手術 36 18.56 24.26 86.11 77.75
◆整形外科は、骨折などの外傷、せぼね(頚・腰など)、関節の手術の診療を行っています。
◆1番目の症例は、高齢の方の転倒などに多い大腿骨頚部・転子部骨折に対する手術の入院です。麻酔科の協力を得て早期の骨接合術を行い、状態が安定した方はリハビリ病院と連携を行っています。そのため転院率(91.81%)が高くなっています。2番目の症例は、前腕骨折に対する固定する手術や抜釘目的の手術の入院です。3・5番目の症例は、股や膝の障害のおこった関節を人工関節に入れ替える手術です。4番目の症例は、脊柱管狭窄症(腰部)に対する手術の入院です。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070010xx970xxx 皮膚・皮下腫瘍の摘出術 19 4.63 4.86 0.00 45.58
070010xx010x0x 軟部腫瘍の摘出術 - - 5.59 - -
160200xx0200xx 鼻骨骨折の整復固定術 - - 5.37 - -
020230xx97x0xx 眼瞼下垂の手術 - - 3.15 - -
090010xx04xxxx 乳がん切除後のゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術 - - 8.23 - -
◆形成外科は、体に生じた組織の異常や変形、欠損、およびそれに起因する様々な問題に対して、機能のみならず形態面でも改善を図り、患者さんの生活の質"Quality of Life"の向上に貢献する診療科です。
◆1・2・4番目の症例は、皮膚や皮下の手術症例です。鼻や口、耳、まぶたやてなどは、組織の余裕が少なく、できものを切除した後で単純に縫い合わせることができないことがままあり、周囲の皮膚を移動させたり、離れたところからの組織移植により傷をふさぎ、変形や機能障害を防止します。3番目の症例は、鼻骨の整復固定術の症例です。なるべく目立たない方法で変形を戻して固定し、治療します。また、変形したまま治ってしまった骨を切って形を整える手術を行うこともあります。5番目の症例は、乳がん切除後の乳房再建術です。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。(ハイフン「-」標記)
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010030xx9910xx 脳動脈瘤の動脈造影カテーテル検査 158 2.13 3.02 0.00 63.22
010040x099000x 脳内出血の治療 106 15.59 18.72 80.19 69.29
010030xx03x00x 脳動脈瘤の脳血管内治療(コイル塞栓術) 93 7.89 9.58 2.15 63.09
010050xx02x00x 慢性硬膜下血腫の血腫穿孔除去術 68 11.57 11.80 30.88 79.63
160100xx99x00x 脳挫傷の治療 39 6.26 7.35 17.95 62.46
◆脳神経外科は、脳の外科的疾患全般、脳卒中の外科、脳腫瘍、先天性奇形、脊髄外傷、機能的脳疾患など、あらゆる脳神経外科疾患の診療を行っています。
◆1番目の症例は、脳動脈瘤のカテーテルによる造影検査の症例です。1泊2日で実施しています。2番目の症例は、脳内出血(被殻出血、視床出血、脳皮質下出血など)の症例です。平成30年度は185件の入院症例があり、こちらは血腫除去術やドレナージ術などの手術を行わない症例です。状態が安定した方はリハビリ病院と連携を行っています。そのため転院率(80.19%)が高くなっています。3番目の症例は、脳動脈瘤に対して開頭せずに行うカテーテルによる脳血管内手術(コイリング)の入院です。4番目の症例は、慢性硬膜下血腫に対する血腫穿孔除去手術の入院です。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x0xx 肺がんの切除術 94 12.85 11.87 0.00 68.80
040200xx01x00x 気胸の肺切除術 28 7.25 10.08 0.00 38.64
040040xx9908xx 肺がんの化学療法(アリムタ) 22 5.45 10.62 0.00 67.55
040200xx99x00x 気胸の治療 22 9.95 8.98 13.64 49.91
040040xx99090x 肺がんの化学療法(オプジーボ・キイトルーダ) 16 3.81 10.32 0.00 71.75
◆呼吸器外科は、原発性肺がんをはじめとする各種の肺腫瘍、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍などの腫瘍性疾患、自然気胸や巨大ブラなどの嚢胞性肺疾患など呼吸器外科領域全般に渡る外科療法の診療を行っています。
◆1番目の症例は、肺がんの切除術の入院です。当院では体に負担が少ない胸腔鏡(内視鏡)を使用しながら安全かつ確実に肺切除とリンパ節郭清を行うことを目的に背部小開胸による肺がん手術を行っています。2・4番目の症例は、肺に穴が開いてしまう気胸の治療です。3・5番目の症例は、肺がんの化学療法の入院です。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050163xx03x0xx 大動脈瘤の手術 59 15.42 12.01 3.39 75.02
050080xx01010x 僧房弁閉鎖不全症や大動脈弁狭窄症の弁置換術・形成術 44 29.70 24.00 9.09 70.30
050180xx02xxxx 下肢静脈瘤の手術 30 3.13 2.85 0.00 68.50
050161xx97x10x 急性大動脈瘤解離の手術 17 36.94 28.37 23.53 67.94
050050xx0101xx 狭心症の冠動脈バイパス移植手術 14 28.50 22.91 0.00 68.64
◆心臓血管外科は、生まれつきの心臓の病気(先天性心疾患)、心臓弁膜症、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)、不整脈、大動脈疾患(胸部、腹部)、重症心不全、末梢血管疾患など幅広く診療を行っています。
◆1番目の症例は、真性(胸部・腹部)大動脈瘤の手術入院です。腹部大動脈の手術のうち7割の患者さんはステントグラフトの治療、3割の患者さんは人工血管置換術の治療を行っています。2番目の症例は、僧帽弁閉鎖不全症や大動脈弁狭窄症の弁置換術・形成術の入院です。3番目の症例は、下肢静脈瘤に対するカテーテル治療により静脈を焼灼する手術の入院です。4番目の症例は、大動脈の壁がさける急性大動脈解離の入院です。
小児外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x101xxxx 鼠径ヘルニア(15歳未満)の手術 57 2.02 2.82 0.00 3.19
060150xx03xxxx 虫垂炎の虫垂切除術(周囲膿瘍伴わないもの) 18 4.50 5.49 0.00 11.89
060170xx02xxxx 臍ヘルニアの手術 - - 8.26 - -
140410xx97xxxx 幽門狭窄症の手術 - - 8.09 - -
060150xx02xxxx 虫垂炎の虫垂切除術(周囲膿瘍伴うもの) - - 9.94 - -
◆小児外科は、新生児(生まれたばかりの赤ちゃん)から原則的に16才未満までの骨疾患、脳疾患、心疾患を除いた外科的疾患の診療を行っています。
◆1・3番目の症例は、鼠径部やおへそから腸がとびだしているヘルニアに対する手術です。2・5番目の症例は、急性虫垂炎(盲腸)の手術を実施する虫垂切除術の緊急入院になります。虫垂周囲に膿瘍を伴うケースでは術後の管理が必要なため在院が長くなります。4番目の症例は、胃の出口の筋肉が肥厚して食べ物が通らなくなる乳児非行性幽門狭窄症の手術の入院です。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。(ハイフン「-」標記)
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 帝王切開術 157 11.11 9.70 0.00 33.80
120060xx01xxxx 子宮筋腫の摘出術 132 10.29 9.87 0.00 44.27
120170xx99x0xx 早産の治療 94 36.22 19.69 0.00 31.13
120010xx99x50x 卵巣がんの化学療法 87 4.74 4.61 1.15 66.90
12002xxx99x40x 子宮頸・体部がんの化学療法 80 4.95 4.85 0.00 61.34
◆産婦人科は、産婦人科全般について各専門医が高度な知識と技術を持って診療を行っています。産科は正常分娩のほか、産科合併症、ハイリスク妊娠、出生前診断などについて、婦人科は良性腫瘍および悪性腫瘍を主として取り扱っております。
◆1番目の症例は、前回帝王切開や骨盤位などに対する帝王切開による分娩の入院です。2番目の症例は、子宮筋腫核出術および子宮全摘術の入院です。3番目の症例は、早産の点滴等の加療入院です。4番目の症例は、卵巣がんに対する化学療法の入院です。5番目の症例は、子宮頸がん・体がんに対する化学療法です。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障の手術(両眼) 100 6.81 5.39 2.00 77.44
020110xx97xxx0 白内障の手術(片眼) 48 3.25 2.84 0.00 73.38
020160xx97xxx0 網膜剥離の手術 38 6.66 9.75 0.00 61.71
020180xx97x0x0 糖尿病性網膜症の手術 32 6.22 7.52 0.00 59.31
020200xx9710xx 網膜前膜の手術(水晶体再建有) 24 6.25 7.05 0.00 69.29
◆眼科は、斜視・弱視、角結膜疾患、白内障から網膜脈絡膜疾患までほぼ眼科全域の診療を行っています。入院診療は手術治療を主に行っています。
◆1・2番目の症例は、白内障の眼内レンズを挿入する水晶体再建術の症例です。両眼は1週間、片眼は3日間の入院で実施しています。3~5番目までの症例は網膜疾患(糖尿病性網膜症、網膜前膜、網膜剥離など)の手術入院です。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 慢性扁桃炎の手術 109 8.83 7.89 0.00 21.56
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎の内視鏡手術 77 5.99 7.04 0.00 52.47
030400xx99xxxx めまい症の治療 52 6.42 5.10 1.92 68.13
030240xx99xxxx 急性扁桃炎の治療 27 4.63 5.43 0.00 34.22
030150xx97xxxx 耳下腺等の腫瘍摘出術 26 6.69 7.37 0.00 60.54
◆耳鼻咽喉科は、主に手術、入院が必要な耳鼻咽喉科疾患全般の診療を広く行っています。
◆1・4番目の症例は、喉の入り口にある扁桃が腫れる扁桃炎の治療です。手術症例では、在院9日間の予定入院で実施しています。2番目の症例は、鼻の粘膜が炎症を起こし副鼻腔と鼻の中の交通路が塞がってしまう慢性副鼻腔炎に対する内視鏡手術の入院です。約1週間の入院で実施しています。3番目の症例は、めまい症に対する点滴加療の入院です。5番目の症例は、耳下腺等の良性腫瘍の摘出手術の入院です。約7日間の入院で実施しています。
放射線治療科・放射線診断科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100020xx99x2xx 甲状腺がんの放射線ヨウ素カプセル治療 10 4.00 6.51 0.00 68.70
060050xx97x00x 転移性肝がんの血管塞栓術 - - 10.42 - -
050200xx97xxxx 脾動脈瘤のコイル塞栓術 - - 9.98 - -
100380xxxxxxxx 脱水症 - - 9.12 - -
130030xx97x00x 化学療法のCVポート除去 - - 8.73 - -
◆放射線治療科は、定位照射(ピンポイント照射)やIMRT(強度変調放射線治療)といった高精度放射線治療の治療を担当しています。 放射線診断科は、最新の診断装置を用いた画像診断(CT,MRI,核医学検査の読影)とIVR(画像下治療)を担当しています。
◆1番目の症例は、甲状腺がんの放射線ヨウ素の入ったカプセルを飲んで治療する入院です。2番目の症例は、肝臓の腫瘍に栄養を運んでいる動脈を塞いで治療するTAE治療の入院です。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。(ハイフン「-」標記)
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞の治療(発症3日以内、JCS10未満、脳保護療法有、副傷病無) 116 16.35 16.18 54.31 69.49
010060x2990411 脳梗塞の治療(発症3日以内、JCS10未満、脳保護療法有、副傷病1有) 49 18.61 18.22 59.18 75.33
010230xx99x00x てんかんの治療 45 10.67 7.28 13.33 67.24
010061xxxxx0xx 一過性脳虚血発作の治療 33 8.33 6.24 3.03 72.58
010060x2990201 脳梗塞の治療(発症3日以内、JCS10未満、脳保護療法無、副傷病無) 29 15.41 16.16 48.28 75.93
◆神経内科は、あらゆる神経疾患の診療に対応していますが、中でも中枢神経救急疾患の大多数を占める脳梗塞の診療を最も得意としています。脳梗塞の診療件数は全国の脳卒中専門病院や特定機能病院と比較しても、非常に多いのが特徴です。
◆1・2・5番目の症例は、脳を養っている動脈の血流が詰まってしまう脳梗塞に対する治療の入院です。状態が安定した方はリハビリ病院と連携を行っているため、転院率が高くなっています。当院は24時間体制の専門医による救急医療の提供を行っており、地域の半数以上の症例を診療しています。また、超急性期のrt-PA(血栓を溶かす薬)を用いた血栓溶解療法やカテーテル血栓回収療法も積極的に実施しております。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 蜂窩織炎の治療 26 13.77 12.51 11.54 67.35
080006xx01x0xx 皮膚がんの切除術 21 10.90 8.16 0.00 82.57
080110xxxxx2xx 類天疱瘡の治療 16 14.19 24.12 12.50 65.63
080007xx010xxx 脂肪腫等の皮膚、皮下腫瘍摘出術 - - 4.05 - -
080190xxxxxxxx 脱毛症の治療 - - 3.52 - -
◆皮膚科は、皮膚疾患全般の診療を行っています。当院の形成外科と協力し、腫瘍切除、皮弁形成術、植皮術、熱傷のデブリードマン・植皮術、陥入爪根治術、褥瘡の切開術や陰圧閉鎖療法を行っています。
◆1番目の症例は、細菌による炎症が起こる蜂窩織炎(蜂巣炎)の治療入院です。2番目の症例は皮膚の悪性腫瘍の切除術の予定入院です。3番目の症例は、水ぶくれができる類天疱瘡の治療です。4番目の症例は脂肪腫や表皮のう腫などの皮膚・皮下腫瘍摘出術の予定入院、5番目の症例は脱毛症の治療です。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。(ハイフン「-」標記)
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx040x0x 腎・尿管結石の体外衝撃波結石破砕術 157 3.36 2.72 0.64 60.32
110080xx991x0x 前立腺の針生検 131 2.68 2.53 0.76 69.78
110070xx0200xx 膀胱がんの経尿道的手術 87 7.41 7.20 0.00 73.60
11012xxx020x0x 腎・尿管結石の経尿道的尿路結石除去術(レーザー治療) 46 6.98 5.62 0.00 58.46
110310xx99xx0x 尿路感染症の治療 45 10.47 12.58 13.33 78.69
◆泌尿器科は、腎臓・副腎・膀胱・前立腺・尿道・精巣・陰茎など尿路・性器全般の診療を行っています。
◆1番目の症例は、腎臓や尿管などの尿路結石に対して衝撃波を体外から結石に当てて結石を破砕する治療(ESWL)です。2番目の症例は、前立腺を調べる検査入院です。3番目の症例は、膀胱がんに対する経尿道的腫瘍切除(TUR-BT)の入院です。4番目の症例は、尿道から内視鏡を挿入してレーザーで破石する治療(TUL)です。5番目の症例は、尿路感染症の治療入院です。
腎臓・リウマチ科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
180040xx97x0xx 透析シャント拡張術・血栓除去術 77 4.19 11.56 0.00 71.03
110280xx99000x 腎症・腎不全の治療 71 13.15 12.05 11.27 59.13
110280xx991x0x 腎臓の組織検査 65 7.63 7.18 0.00 52.14
070560xx99x00x 自己免疫性疾患の治療 57 26.05 15.58 3.51 62.88
110280xx02x00x 腎臓病の内シャント設置術 49 6.35 8.75 0.00 66.14
◆腎臓・リウマチ科は、腎疾患(慢性糸球体腎炎、血管炎症候群(急速進行性糸球体腎炎)、ネフローゼ症候群、糖尿病腎症を代表とする二次性腎疾患など)、膠原病及び類縁疾患(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、強皮症、皮膚筋炎など)の診療を行っています。
◆1番目の症例は、透析シャントの閉塞に対してシャント拡張術や血栓除去術の治療です。2番目の症例は、慢性腎臓病や腎不全に対する治療の入院です。3番目の症例は、腎臓の組織検査を行う入院です。予定検査を入院期間5日間で実施しています。4番目の症例は、リウマチ性多発筋痛や顕微鏡的多発血管炎などの治療です。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 悪性リンパ腫の化学療法(リツキサン)輸血無 47 20.64 16.17 4.26 73.15
130010xx97x2xx 急性白血病の化学療法 輸血有 46 58.85 40.13 2.17 53.76
130030xx97x3xx 悪性リンパ腫の化学療法 輸血有 22 46.45 32.83 18.18 68.64
130040xx99x0xx 多発性骨髄腫の治療 15 18.20 12.62 26.67 72.80
130030xx97x40x 悪性リンパ腫の化学療法(リツキサン)輸血有 14 45.86 32.36 7.14 68.57
◆血液内科は、初発・再発の悪性リンパ腫、急性白血病(寛解導入療法、強化療法)、骨髄線維症や骨髄異形成症候群の進行期、入院治療を要する多発性骨髄腫、溶血性貧血(活動期)、特発性血小板減少性紫斑病(治療導入期)、再生不良性貧血(初発、治療導入期)の患者様を中心に診療しています。
◆1・3・5番目の症例は、悪性リンパ腫の化学療法の入院です。2番目の症例は急性白血病、4番目の症例は多発性骨髄腫の治療入院です。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニアの手術 108 5.60 4.96 0.93 69.00
060035xx01000x 結腸がんの切除術 101 14.68 15.30 2.97 70.87
060335xx02000x 胆石性胆のう炎の腹腔鏡下胆のう摘出術 90 7.50 7.30 1.11 64.47
060150xx03xxxx 虫垂炎の切除術 80 5.51 5.49 0.00 46.29
060330xx02xxxx 胆のう結石症(胆のう炎を伴わない)の腹腔鏡下胆のう摘出術 71 6.28 6.52 1.41 62.55
◆消化器外科は、食道から肛門までの消化管、肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、副腎などの実質臓器、ヘルニアや腹壁腫瘍など腹部全般の外科的疾患の診療を行っています。
◆1番目の症例は、鼠径部から腸がとびだしているヘルニアに対する手術です。2番目の症例は、結腸がんの切除術の入院です。当院の患者さんは高齢で基礎疾患をお持ちの患者、救急搬送や緊急手術を要する患者等が多いため、比較的病期の進行した症例の割合が高いです。3・5番目の症例は、胆石性胆のう炎や胆のう結石症に行う腹腔鏡下の胆のう摘出術の症例です。予定入院の場合、5日前後の入院で実施しています。4番目の症例は、急性虫垂炎(盲腸)の救急入院の手術症例で5日前後の入院です。
がん化学療法科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060020xx99x30x 胃がんの化学療法 24 7.29 6.70 4.17 60.33
060010xx99x40x 食道がんの化学療法 18 9.22 9.58 0.00 67.17
060010xx99x30x 食道がんの化学療法と放射線治療 - - 18.67 - -
06007xxx99000x 膵臓がんの治療 - - 11.79 - -
060010xx99x00x 食道がんの治療 - 10.70
◆がん化学療法科は、消化器癌の化学療法や泌尿器領域の腫瘍、神経内分泌細胞癌、原発不明癌や肉腫などの希少がんの化学療法を行っています。入院で行う化学療法は、限られた癌腫となっており大部分は外来化学療法で行っています。
◆1番目の症例は胃がん、2・3・5番目の症例は食道がん、4番目は膵臓がんの治療入院です。次々と開発される新規薬剤を導入しつつ、制吐剤などの副作用対策、安全に長時間の薬剤投与を可能にする器具の導入を図るなど、より副作用も軽く、最先端治療が受けられるように心掛けています。
乳腺・内分泌外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx02x0xx 乳がんの部分切除術(腋窩部郭清無) 144 5.03 6.23 0.00 57.22
090010xx01x0xx 乳がんの切除・部分切除術(腋窩部郭清有) 109 6.92 10.59 0.00 57.46
100020xx010xxx 甲状腺がんの切除術 47 5.30 8.68 0.00 50.60
100140xx97xxxx バセドウ病の甲状腺全摘術 32 5.00 9.46 0.00 34.09
100130xx97x0xx 甲状腺腫瘍の切除術 24 4.96 7.49 0.00 48.71
◆乳腺・内分泌外科は、乳腺疾患(乳がん、良性腫瘍)と甲状腺疾患(甲状腺がん、良性腫瘍)、軟部組織腫瘍などの診療を行っています。
◆1・2番目の症例は、乳がんの切除術の入院です。病変の部位や広がりを踏まえ乳房を温存したいか伺った上で部分切除か全摘を行うか決定しています。リンパ節に転移が見つかった場合に乳房周辺のリンパ節の切除(腋窩リンパ節郭清)を行います。3番目の症例は甲状腺がん、4番目の症例はバセドウ病、5番目の症例は甲状腺腫瘍の切除・摘出の手術入院です。甲状腺の手術では声を出す神経など重要な臓器を傷つけないように注意しています。4~6日間の入院で実施しています。
総合診療科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xx0x 尿路感染症の治療 65 12.20 12.58 32.31 74.26
100070xx99x100 2型糖尿病の血糖コントロール治療(インスリン注射有) 53 10.87 13.90 1.89 61.19
100070xx99x000 2型糖尿病の血糖コントロール治療 43 9.14 11.05 0.00 60.49
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎の治療 33 18.88 20.92 66.67 83.48
100380xxxxxxxx 脱水症の治療 22 8.23 9.12 22.73 67.77
◆総合診療科は、原因不明の発熱や病態不明の患者さんの治療や脱水等の内科全般の総合診療を行っています。
◆2019年度より糖尿病・内分泌内科の分離独立に伴い体制を改めて再スタートしました。現在、糖尿病や内分泌疾患等は糖尿病・内分泌内科にて診療しています。
◆1番目の症例は、尿路感染症治療の入院です。2・3番目の症例は、2型糖尿病の血糖コントロール等の入院です。4番目の症例は、高齢者の誤嚥による肺炎治療の入院です。特に高齢の患者さんが多く平均年齢は83歳です。重症になるほど在院日数が長い傾向があります。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 139 31 17 27 - 65 1 8
大腸癌 68 105 69 52 - 98 1 8
乳癌 106 86 21 8 - 32 1 8
肺癌 72 14 37 62 - 338 1 8
肝癌 - 16 - - - 48 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
◆当院は地域がん診療連携拠点病院の指定を受け、盛岡医療圏の拠点病院として治療を提供しています。当院の特徴として救急搬送や緊急手術を要する方や高齢で基礎疾患をお持ちの方が多く、Ⅲ期・Ⅳ期の進行した患者さんの割合も多い傾向があります。
※こちらのカウントは、治療前の情報で得られた診断の分類になります。また、疑いによる検査入院は除外しています。
※患者数は延べ患者数です。
※初発とは、診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施した場合の入院を指します。再発とは、初回治療後の継続治療や治療寛解後に再発・再燃または新たな遠隔転移をきした場合の入院を指します。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。(ハイフン「-」標記)
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 14 11.86 44.50
中等症 109 18.42 77.30
重症 64 18.20 82.78
超重症 32 21.56 86.53
不明 - - -
◆成人市中肺炎とは、医療および介護関連機関以外で生活を送っている成人の方が発症した肺炎になります。
◆重症になるほど、平均年齢が高い傾向にあります。基礎疾患をお持ちの方も多いため、在院が長くなる方がいます。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。(ハイフン「-」標記)
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 468 20.03 75.40 61.97
その他 25 19.68 72.32 44.00
◆脳梗塞関連の患者さんについて、発症日からの日数別に患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計したものです。
◆9割以上の患者さんが発症から3日以内に治療を受けられています。急性期治療後の患者さんは、地域医療機関や回復期病院と連携した診療の提供を行っているため、転院率が高い傾向です。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 233 1.61 9.61 14.59 77.99
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 178 0.30 1.40 0.56 69.83
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術 102 0.03 5.35 0.98 74.36
K654 内視鏡的消化管止血術 88 0.26 8.63 18.18 70.11
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 75 0.03 5.17 0.00 71.28
◆1番目の手術は、胆管の閉塞部に胆管ステントを挿入し胆道ドレナージ(胆管にたまった胆汁を排出)を行う手術です。2番目の手術は、内視鏡を使用した大腸のポリープの切除手術です。主に入院では1泊2日の短期入院を実施しておりますが、外来で可能な症例については外来切除を行っています。3番目の手術は、粘膜内に留まる早期の胃がんに対する胃ESDの手術です。4番目の手術は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の出血部を止血する内視鏡手術です。5番目の手術は、粘膜内に留まる早期の大腸がんに対する大腸ESDの手術です。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 177 1.93 3.10 0.56 64.20
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 158 2.68 1.81 0.63 68.17
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 94 1.64 4.66 7.45 74.56
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 57 0.26 17.61 7.02 67.33
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 55 0.09 11.24 0.00 67.24
◆1番目の手術は、不整脈を発生させている部位を特定し、電気的に焼灼するカテーテルアブレーション治療です。2・4・5番目の手術は、大腿部や腕などからカテーテルを血管内へ挿入し冠動脈の狭窄部にステント留置を行う手術です。予定入院では、主に1泊2日の短期入院で実施しています。3番目の手術は、足の閉塞性動脈硬化症に対するカテーテル治療です。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) 114 4.29 16.28 76.32 76.86
K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 91 2.15 15.68 74.73 73.26
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) 75 2.39 8.05 14.67 55.51
K0811 人工骨頭挿入術(肩,股,膝) 70 7.11 16.03 94.29 78.23
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(前腕、下腿) 63 1.17 1.78 0.00 48.35
◆1~4番目の手術は、高齢の方の転倒に多い大腿骨頚部・転子部骨折や前腕骨折などに対する手術です。早期の骨接合術を行い、状態が安定した方はリハビリ病院と連携を行っています。そのため転院率が高くなっています。5番目の手術は、骨折治癒後のプレートやワイヤーを除去する手術です。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) - - - - -
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術 肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹 - - - - -
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) - - - - -
K0102 瘢痕拘縮形成手術(その他) - - - - -
K476-4 ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後) - - - - -
◆顔面、手足等の先天性異常や外傷、および瘢痕治療等、当科の専門治療を行いつつ、その基礎となる植皮や皮弁、マイクロサージャリーの技術を活かして、他科における悪性腫瘍に関連する再建(乳房再建など)や、難治性潰瘍(放射線潰瘍や骨髄炎後潰瘍、開放骨折後潰瘍など)の治療にも取り組んでいます。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。(ハイフン「-」標記)
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 75 0.77 11.37 34.67 79.09
K1781 脳血管内手術(1箇所) 73 0.97 14.51 24.66 66.58
K178-4 経皮的脳血栓回収術 57 0.23 22.56 85.96 79.16
K1783 脳血管内手術(脳血管内ステント) 52 1.67 6.52 3.85 62.98
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 25 0.80 20.76 32.00 65.32
◆1番目の手術は、慢性硬膜下血腫に対する血腫穿孔除去手術の症例です。2番目の手術は、破裂するとくも膜下出血を起こす、脳動脈瘤に対して脳血管の中をカテーテルを通して治療を行う脳血管内手術(コイリング)の症例です。3番目の手術は、脳梗塞の血栓をカテーテルで回収する手術です。4番目の手術は、脳血管が狭窄しないようにステントを留置する手術です。5番目の手術は脳動脈瘤に対して開頭して行う顕微鏡的手術(クリッピング)の症例です。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 46 3.67 9.46 0.00 67.96
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) 29 3.17 3.31 0.00 38.97
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 15 1.80 6.93 0.00 68.00
K5143 肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 14 3.36 9.64 0.00 73.00
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) 10 3.00 10.40 0.00 72.80
◆1・3・4・5目の手術は、肺がんの切除術の症例です。当院では体に負担が少ないといわれている胸腔鏡(内視鏡)を使用しながら安全かつ確実に肺切除とリンパ節郭清を行うことを目的に背部小開胸による肺がん手術を行っています。2番目の手術は、肺に穴が開いてしまう気胸に対して胸腔鏡を使用して治療する手術になります。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5612イ ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) 41 5.00 18.76 9.76 73.56
K5612ロ ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 41 2.59 13.17 7.32 75.17
K5551 弁置換術(1弁) 34 7.71 32.68 20.59 71.91
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 30 1.03 1.10 0.00 68.50
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) 13 6.69 29.62 15.38 63.69
◆1・2番目の手術は、大動脈瘤に対して血管にカテーテルを挿入して行うステントグラフトを挿入する手術です。3番目の手術は、僧帽弁閉鎖不全症や大動脈弁狭窄症の弁置換術の症例です。4番目の手術は、下肢静脈瘤に対する血管内高周波治療です。5番目の手術は、狭心症や陳旧性心筋梗塞に対する冠動脈バイパス手術です。岩手県民の医療ニーズに応えるべく、最新のエビデンスと最新のテクニックを積極的に取り入れ、安全で安心できる心臓血管外科医療を24時間体制で提供しており、心筋梗塞の機械的合併症や急性大動脈解離といった緊急手術症例にも迅速に対応しています。また、県内唯一の補助人工心臓認定施設です。
小児外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 60 0.47 0.53 0.00 3.18
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 18 0.28 3.22 0.00 11.89
K666 幽門形成術(粘膜外幽門筋切開術を含む) - - - - -
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの) - - - - -
K6333 臍ヘルニア手術 - - - - -
◆1番目の手術は、鼠径ヘルニアの手術の症例です。入院期間は入院当日退院から2泊3日の短期入院で実施しています。2・4番目の手術は、急性虫垂炎の虫垂切除術の入院です。周囲膿瘍を伴うケースでは、伴わないケースよりも在院期間が長い傾向です。3番目の手術は、停留精巣(精巣の下降が陰嚢まで届かずに途中で止まってしまっている状態)に対する手術の予定入院です。5番目の手術は、幽門筋が肥厚するために胃の出口が狭くなる肥厚性幽門狭窄症の手術です。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 164 8.36 9.58 0.00 33.34
K877 子宮全摘術 116 1.16 8.95 0.00 46.32
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 105 3.25 9.34 0.95 32.90
K867 子宮頸部(腟部)切除術 53 1.04 2.23 0.00 38.85
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(開腹) 44 1.50 8.30 0.00 54.27
◆1・3番目の手術は、帝王切開術(予定・緊急)の症例です。妊娠管理としては正常出産はもちろんのこと、さまざまな合併症妊娠についても他診療科と連携を図り、妊娠管理を行い安全に分娩ができるように配慮しています。予定入院の症例では、入院期間11日前後の診療を行っています。2番目の手術は、子宮筋腫等に対する子宮全摘出手術の症例です。4番目の手術は、子宮頸部高度異形成や上皮内がんに対する円錐切除術です。5番目の手術は、主に卵巣腫瘍に対する摘出手術です。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他) 142 1.00 3.61 1.41 76.54
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 126 0.89 4.72 0.79 63.49
K279 硝子体切除術 - - - - -
K2684 緑内障手術(緑内障治療用インプラント挿入術)(プレートなし) - - - - -
K2821イ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズ挿入) - - - - -
◆1・5番目の手術は、白内障手術の予定入院です。白内障は目の中にあってカメラのレンズの働きをしている水晶体と呼ばれる器官が濁ってくる病気です。手術は原則として外来日帰りにて行いますが、遠方の患者さんについて入院手術を行っています。2番目の手術は、硝子体に出血したり、網膜の病気になった場合に手術する症例です。当院では、小さい穴で手術を行う極小切開硝子体手術を行っています。これにより早期の回復が期待でき入院期間が短縮されるようになりました。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 110 1.05 7.25 0.00 23.83
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 61 1.00 4.03 1.64 55.28
K340-4 内視鏡下鼻・副鼻腔手術2型(副鼻腔単洞手術) 32 1.00 3.84 0.00 52.66
K347 鼻中隔矯正術 13 0.92 3.77 0.00 40.85
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) 11 1.91 4.73 0.00 63.73
◆1番目の手術は、喉の入り口にある扁桃が腫れる扁桃炎の手術入院の症例です。主に9日間の入院期間で診療しています。2・3番目の手術は、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)に対する内視鏡下手術(ESS)です。全身麻酔下で鼻の穴から内視鏡を入れて観察しながら手術を行います。約1週間の入院で診療しています。4番目の手術は、鼻中隔弯曲症の鼻づまりに対する矯正術です。5番目の手術は、耳下腺腫瘍の摘出手術です。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 29 0.18
異なる 14 0.09
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 132 0.84
異なる - -
◆臨床上ゼロにはなりえないものの、医療の質の改善に資するため、少しでも改善すべき感染症等の症例数と発生率を集計した項目です。
◆こちらの項目の中で発生率が高めの「180040手術処置等の合併症」は、腹膜透析の出口部感染の症例、人工透析シャントの閉塞・狭窄の症例、手術後の創部感染などのケースです。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。(ハイフン「-」標記)
更新履歴
令和元年9月20日
30年度病院指標を公開