年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	1,042	306	411	718	976	1,418	2,777	4,020	2,928	796

呼吸器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040040xx9910xx	肺の気管支鏡検査	90	3.91	3.30	1.11	70.24
040040xx9909xx	肺がんの化学療法（免疫チェックポイント阻害剤）	65	14.15	10.46	3.08	69.00
040040xx99040x	肺がんの化学療法	50	10.36	9.07	0.00	70.50
040040xx9900xx	肺がんの治療	46	12.41	13.12	32.61	73.48
040110xxxxx0xx	間質性肺炎の治療	46	22.65	18.42	32.61	75.85

◆呼吸器内科は、主に肺がんや肺の炎症疾患や肺のびまん性疾患の診療を行っています。
◆1番目の症例は、気管支内視鏡検査の入院です。肺や気管支の病変が疑われる場合、直接内部を観察し病変の組織や細胞などを採取したりする検査です。２泊３日の予定入院が最多ですが、抗凝固療法中の症例は入院期間が長くなります。２・3・4番目の症例は、肺がんに対する抗がん剤治療等の入院になります。

消化器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060340xx03x00x	胆道結石・胆管炎の内視鏡的手術	263	8.24	9.21	6.84	78.22
060100xx01xxxx	大腸の内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術	201	2.23	2.65	0.00	69.13
060020xx04xxxx	胃がんの内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術	108	6.30	7.96	1.85	75.40
060102xx99xxxx	結腸憩室出血の治療	79	6.71	7.70	1.27	64.77
060035xx03xxxx	大腸がんの早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術	72	6.74	6.78	1.39	69.32

◆消化器内科は、消化管疾患（食道、胃、小腸、大腸、直腸領域）と消化器疾患（肝、胆、膵、脾臓領域）の診療を行っています。
◆１番目の症例は、胆道結石や胆管炎の内視鏡治療の入院です。２番目の症例は、大腸のポリープや腺腫に対する内視鏡的手術の入院です。3番目の症例は、早期胃がんに対する内視鏡で行う粘膜切除術の入院です。4番目の症例は、大腸の壁が袋状に飛び出した憩室の治療です。5番目の症例は、早期大腸がんに対する粘膜下層剥離術の入院です。

循環器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050070xx01x0xx	頻脈性不整脈のアブレーション治療	256	5.63	4.79	0.39	64.21
050050xx0200xx	狭心症、慢性虚血性心疾患のカテーテル治療	227	3.58	4.36	0.00	70.55
050050xx9910xx	狭心症、慢性虚血性心疾患のカテーテル検査	181	2.69	3.06	0.00	67.72
050130xx9900xx	心不全の治療	178	15.68	17.35	40.45	84.42
050210xx97000x	徐脈性不整脈のペースメーカー植込術または交換術	143	9.83	10.24	11.19	80.28

◆循環器内科は、狭心症、心筋梗塞、不整脈、心筋症、高血圧性心疾患、心不全、先天性心疾患等の心臓疾患全般と閉塞性動脈硬化症など末梢動脈疾患の診療を行っています。
◆１番目の症例は、不整脈に対して行うアブレーション治療の入院です。２番目の症例は、冠動脈の狭くなったところに対して大腿部や腕などからカテーテルを血管内へ挿入し、バルーン拡張やステント留置を行う入院です。予定入院では、主に１泊２日の短期入院で実施しています。3番目の症例は、狭心症などの心臓カテーテル検査の入院です。主に入院では１泊２日の短期入院を実施しておりますが、外来で可能な症例については日帰りの検査も行っています。4番目の症例は、心不全の治療の入院です。

小児科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
040090xxxxxx0x	急性気管支炎の治療	68	4.00	5.83	1.18
150040xxxxx0xx	熱性けいれんの治療	67	3.40	3.83	1.81
040070xxxxx0xx	RSウイルス感染症の治療	60	5.03	5.95	0.92
060380xxxxx00x	ウイルス性腸炎の治療	44	3.32	5.53	5.30
030270xxxxxxxx	上気道炎の治療	42	3.98	4.78	1.19

◆小児科は、盛岡市小児二次救急輪番病院制の中心的病院として小児救急医療で大きな役割を果たしています。また地域周産期母子医療センターとして人工呼吸器管理例を含む年間60例以上の新生児管理を行うなど一定の役割を担っています。
◆１・３・５番目の症例は、下気道炎、RSウイルス感染症、上気道炎の呼吸器感染症の入院です。平均して４～５日の入院治療を行っています。２番目の症例は、熱性けいれんの治療の入院です。その多くが複雑型熱性けいれんです。４番目の症例は、腸炎の治療です。

整形外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
160800xx01xxxx	大腿骨頚部・転子部骨折の手術	183	24.60	25.32	87.98	81.88
160760xx97xx0x	前腕骨折の骨折手術	60	3.62	4.99	1.67	56.02
07040xxx01xxxx	股関節の人工関節置換手術	53	21.96	20.63	83.02	66.81
070230xx01xxxx	膝関節の人工関節置換手術	49	19.76	23.02	85.71	73.90
160690xx99xxxx	胸椎、腰椎骨折の治療	43	13.07	19.34	88.37	78.44

◆整形外科は、骨折などの外傷、せぼね(頚・腰など)、関節の手術の診療を行っています。
◆１番目の症例は、高齢の方の転倒などに多い大腿骨頚部･転子部骨折に対する手術の入院です。麻酔科の協力を得て早期の骨接合術を行い、状態が安定した方はリハビリ病院と連携を行っています。そのため転院率（87.98%)が高くなっています。２番目の症例は、前腕骨折に対する固定する手術や抜釘目的の手術の入院です。３・４番目の症例は、膝や股の障害のおこった関節を人工関節に入れ替える手術です。５番目の症例は、胸椎、腰椎の骨折の治療の入院です。

形成外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
160200xx0200xx	鼻骨骨折の整復固定術	24	4.38	5.16	0.00	34.42
070010xx970xxx	皮下腫瘍の摘出術	21	4.62	4.66	0.00	47.24
160660xxxx1xxx	皮下軟部損傷・挫滅損傷、開放創の治療	-	-	25.82	-	-
070010xx010xxx	骨軟部の良性腫瘍（脊椎脊髄を除く。）の摘出術	-	-	5.49	-	-
180060xx97xxxx	皮膚腫瘍の摘出術	-	-	6.18	-	-

◆形成外科は、体に生じた組織の異常や変形、欠損、およびそれに起因する様々な問題に対して、機能のみならず形態面でも改善を図り、患者さんの生活の質"Quality of Life"の向上に貢献する診療科です。
◆１番目の症例は、鼻骨の整復固定術の症例です。なるべく目立たない方法で変形を戻して固定し、治療します。また、変形したまま治ってしまった骨を切って形を整える手術を行うこともあります。２番目の症例は、皮膚や皮下の手術症例です。鼻や口、耳、まぶたや手などは、組織の余裕が少なく、できものを切除した後で単純に縫い合わせることができないことがままあり、周囲の皮膚を移動させたり、離れたところからの組織移植により傷をふさぎ、変形や機能障害を防止します。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。（ハイフン「-」標記）

脳神経外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010030xx9910xx	未破裂脳動脈瘤の動脈造影カテーテル検査	147	2.08	2.99	0.00	64.03
010040x099000x	脳内出血の治療	122	16.92	18.90	87.70	72.08
010030xx03x0xx	未破裂脳動脈瘤の脳血管内手術	114	7.04	9.35	3.51	65.07
010050xx02x00x	慢性硬膜下血腫の血腫穿孔除去術	76	11.12	11.78	38.16	79.95
010020x099x0xx	くも膜下出血、破裂脳動脈瘤の治療	41	2.17	8.46	4.88	63.02

◆脳神経外科は、脳の外科的疾患全般、脳卒中の外科、脳腫瘍、先天性奇形、脊髄外傷、機能的脳疾患など、あらゆる脳神経外科疾患の診療を行っています。
◆１番目の症例は、脳動脈瘤のカテーテルによる造影検査の症例です。１泊２日で実施しています。２番目の症例は、脳内出血（被殻出血、視床出血、脳皮質下出血など)の症例です。令和３年度は205件の症例があり、こちらは血腫除去術やドレナージ術などの手術を行わない症例です。状態が安定した方はリハビリ病院と連携を行っています。そのため転院率（87.70％）が高くなっています。３番目の症例は、脳動脈瘤に対して開頭せずに行うカテーテルによる脳血管内手術（コイリング）の入院です。４番目の症例は、慢性硬膜下血腫に対する血腫穿孔除去手術の入院です。

呼吸器外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040040xx97x00x	肺がんの切除術	110	11.45	10.47	0.00	69.59
040200xx01x00x	気胸の肺切除術	29	8.76	9.86	6.90	41.31
040200xx99x00x	気胸の治療	25	6.40	9.28	4.00	40.84
040040xx9909xx	肺がんの化学療法（免疫チェックポイント阻害剤）	23	6.04	10.46	0.00	71.09
040040xx9910xx	肺の気管支鏡検査	17	2.76	3.30	0.00	73.18

◆呼吸器外科は、原発性肺がんをはじめとする各種の肺腫瘍、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍などの腫瘍性疾患、自然気胸や巨大ブラなどの嚢胞性肺疾患など呼吸器外科領域全般に渡る外科療法の診療を行っています。
◆１番目の症例は、肺がんの切除術の入院です。当院では、個々の症例に応じて、根治性と低侵襲性のバランスを考慮した適切な手術アプローチと術式を提案させていただいております。2・3番目の症例は、肺に穴が開いてしまう気胸に対する治療の入院です。4番目の症例は、肺がんの化学療法の入院です。5番目の症例は、肺がんの気管支鏡検査の入院です。

心臓血管外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050163xx03x0xx	大動脈瘤の手術	67	12.06	11.06	5.97	74.36
050180xx02xxxx	下肢静脈瘤の手術	39	3.38	2.75	0.00	67.87
050161xx97x1xx	解離性大動脈瘤の手術	23	29.00	29.08	34.78	68.57
050080xx0101xx	弁膜症の手術	22	28.09	21.93	18.18	69.55
050161xx9900xx	解離性大動脈瘤の治療	21	25.33	16.85	14.29	74.05

◆心臓血管外科は、生まれつきの心臓の病気(先天性心疾患)、心臓弁膜症、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)、不整脈、大動脈疾患(胸部、腹部)、重症心不全、末梢血管疾患など幅広く診療を行っています。
◆１番目の症例は、真性（胸部・腹部）大動脈瘤の手術入院です。腹部大動脈の手術のうち７割の方はステントグラフトの治療、３割の方は人工血管置換術の治療を行っています。２番目の症例は、下肢静脈瘤に対するカテーテル治療により静脈を焼灼する手術の入院です。３・５番目の症例は、大動脈の壁がさける急性大動脈解離の入院です。４番目の症例は、僧帽弁閉鎖不全症や大動脈弁狭窄症の弁置換術･形成術の入院です。

小児外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060160x101xxxx	鼠径ヘルニア（15歳未満）の手術	54	2.06	2.78	0.00	2.85
060150xx03xxxx	虫垂炎の虫垂切除術（周囲膿瘍伴わないもの）	16	3.56	5.40	0.00	10.88
060340xx99x0xx	胆管（肝内外）結石、胆管炎の治療	-	-	9.62	-	-
060170xx02xxxx	臍ヘルニアの手術	-	-	7.84	-	-
140590xx97xxxx	停留精巣の手術	-	-	2.99	-	-

◆小児外科は、新生児(生まれたばかりの赤ちゃん)から原則的に16才未満までの骨疾患、脳疾患、心疾患を除いた外科的疾患の診療を行っています。
◆１番目の症例は、鼠径部から腸がとびだしているヘルニアに対する手術です。２番目の症例は、急性虫垂炎（盲腸）の手術を実施する虫垂切除術の緊急入院になります。虫垂周囲に膿瘍を伴うケースでは術後の管理が必要なため在院が長くなります。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。（ハイフン「-」標記）

産婦人科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
120180xx01xxxx	帝切後妊娠、骨盤位等の帝王切開術	120	11.08	9.39	33.30
120060xx01xxxx	子宮筋腫の摘出術	71	10.30	9.46	44.75
12002xxx02x0xx	子宮頸部がんの手術	49	3.90	3.05	41.08
120260xx01xxxx	胎児機能不全等の帝王切開術	49	10.53	9.38	31.39
120070xx01xxxx	卵巣腫瘍の手術	44	8.95	9.86	54.36

◆産婦人科は、産婦人科全般について各専門医が高度な知識と技術を持って診療を行っています。産科は正常分娩のほか、産科合併症、ハイリスク妊娠、出生前診断などについて、婦人科は良性腫瘍および悪性腫瘍を主として取り扱っております。
◆１番目の症例は、前回帝王切開や骨盤位などに対する帝王切開による分娩の入院です。２番目の症例は、子宮筋腫核出術の入院です。３番目の症例は、子宮頸がんに対する手術入院です。

眼科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
020200xx9710xx	網膜前膜の手術（水晶体再建有）	21	5.76	6.14	67.81
020110xx97xxx1	白内障の手術（両眼）	15	6.47	4.83	78.40
020180xx97x0x0	糖尿病性網膜症の手術	15	6.53	6.59	59.67
020160xx97xxx0	網膜剥離の手術	13	6.38	8.48	52.62
020110xx97xxx0	白内障の手術（片眼）	12	3.83	2.71	69.83

◆眼科は、斜視・弱視、角結膜疾患、白内障から網膜脈絡膜疾患までほぼ眼科全域の診療を行っています。入院診療は手術治療を主に行っています。
◆１・３・４番目の症例は、網膜疾患（糖尿病性網膜症、網膜前膜、網膜剥離など）の手術入院です。２・５番目の症例は、白内障の眼内レンズを挿入する水晶体再建術の症例です。両眼は１週間、片眼は３日間の入院で実施しています。

耳鼻咽喉科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
030350xxxxxxxx	慢性副鼻腔炎の内視鏡手術	62	5.66	6.47	53.90
030230xxxxxxxx	慢性扁桃炎の手術	50	9.00	7.84	29.68
030400xx99xxxx	めまい症の治療	32	5.28	4.92	63.66
030240xx99xxxx	急性扁桃炎の治療	23	5.17	5.71	39.09
030240xx97xxxx	急性扁桃炎の手術	20	9.65	8.62	27.15

◆耳鼻咽喉科は、主に手術、入院が必要な耳鼻咽喉科疾患全般の診療を広く行っています。
◆１番目の症例は、鼻の粘膜が炎症を起こし副鼻腔と鼻の中の交通路が塞がってしまう慢性副鼻腔炎に対する内視鏡手術の入院です。約１週間の入院で実施しています。２番目の症例は、喉の入り口にある扁桃が腫れる扁桃炎の治療です。手術症例では、在院９日間の予定入院で実施しています。３番目の症例は、めまい症に対する点滴加療の入院です。４・５番目の症例は、急性扁桃炎の治療です。

放射線治療科・放射線診断科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
100020xx99x2xx	甲状腺がんの放射線ヨウ素カプセル治療	-	-	6.10	-	-
100310xx97xxxx	腎動脈瘤の治療	-	-	6.39	-	-

◆放射線治療科は、定位照射（ピンポイント照射）やIMRT（強度変調放射線治療）といった高精度放射線治療の治療を担当しています。　放射線診断科は、最新の診断装置を用いた画像診断(CT，MRI，核医学検査の読影)とIVR(画像下治療)を担当しています。
◆1番目の症例は、甲状腺がんの放射線ヨウ素の入ったカプセルを飲んで治療する入院です。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。（ハイフン「-」標記）

脳神経内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010060x2990401	脳梗塞の治療（発症３日以内、ＪＣＳ10未満、脳保護療法有、副傷病無）	159	14.76	15.63	57.23	73.67
010230xx99x00x	てんかんの治療	49	11.12	7.22	26.53	65.04
010061xxxxx0xx	一過性脳虚血発作の治療	48	7.50	6.40	8.33	74.04
010060x2990411	脳梗塞の治療（発症３日以内、ＪＣＳ10未満、脳保護療法有、副傷病1有）	47	15.11	17.48	59.57	78.64
010060x2970401	脳梗塞の治療（発症３日以内、ＪＣＳ10未満、その他の手術有、脳保護療法有）	34	16.21	26.78	41.18	70.71

◆脳神経内科は、あらゆる神経疾患の診療に対応していますが、中でも中枢神経救急疾患の大多数を占める脳梗塞の診療を最も得意としています。脳梗塞の診療件数は全国の脳卒中専門病院や特定機能病院と比較しても、非常に多いのが特徴です。
◆１・４・5番目の症例は、脳を養っている動脈の血流が詰まってしまう脳梗塞に対する治療の入院です。状態が安定した方はリハビリ病院と連携を行っているため、転院率が高くなっています。当院は24時間体制の専門医による救急医療の提供を行っており、地域の半数以上の症例を診療しています。また、超急性期のrt-PA（血栓を溶かす薬）を用いた血栓溶解療法やカテーテル血栓回収療法も積極的に実施しております。

皮膚科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
080010xxxx0xxx	蜂窩織炎の治療	34	15.47	13.07	23.53	66.97
080110xxxxx2xx	類天疱瘡の治療	16	16.16	23.14	0.00	61.25
080006xx01x0xx	皮膚がんの切除術	12	11.17	7.68	0.00	78.42
080190xxxxxxxx	脱毛症の治療	10	3.00	3.36	0.00	45.50
080020xxxxxxxx	帯状疱疹の治療	-	-	9.22	-	-

◆皮膚科は、皮膚疾患全般の診療を行っています。当院の形成外科と協力し、腫瘍切除、皮弁形成術、植皮術、熱傷のデブリードマン・植皮術、陥入爪根治術、褥瘡の切開術や陰圧閉鎖療法を行っています。
◆１番目の症例は、細菌による炎症が起こる蜂窩織炎（蜂巣炎）の治療入院です。２番目の症例は、水ぶくれができる類天疱瘡の治療入院です。３番目の症例は皮膚の悪性腫瘍の切除術の予定入院です。４番目の症例は脱毛症の治療、５番目の症例は帯状疱疹の治療です。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。（ハイフン「-」標記）

泌尿器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
11012xxx04xxxx	腎・尿管結石の体外衝撃波腎・尿管結石破砕術	160	3.32	2.59	0.63	63.28
110080xx991xxx	前立腺の針生検	151	2.68	2.50	0.66	69.42
110070xx03x0xx	膀胱がんの経尿道的手術	71	6.17	7.02	0.00	72.87
11012xxx020x0x	腎・尿管結石の経尿道的尿路結石除去術（レーザー治療）	56	6.00	5.56	0.00	60.55
110310xx99xxxx	尿路感染症の治療	54	9.61	13.14	20.37	74.35

◆泌尿器科は、腎臓・副腎・膀胱・前立腺・尿道・精巣・陰茎など尿路・性器全般の診療を行っています。
◆１番目の症例は、腎臓や尿管などの尿路結石に対して衝撃波を体外から結石に当てて結石を破砕する治療（ESWL）です。２番目の症例は、前立腺の組織検査を行う入院です。3番目の症例は、膀胱がんに対する経尿道的腫瘍切除(TUR-BT）の入院です。4番目の症例は、尿道から内視鏡を挿入してレーザーで破石する治療（TUL）です。5番目の症例は、尿路感染症の治療入院です。

腎臓・リウマチ科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
110280xx9900xx	腎不全の治療	176	8.05	10.39	4.55	54.84
180040xx97x0xx	透析シャント拡張術・血栓除去術	137	5.60	11.84	1.46	72.94
110280xx02x00x	腎臓病の内シャント設置術	67	4.82	7.87	0.00	67.84
070560xx99x00x	自己免疫性疾患の治療	66	19.71	14.75	9.09	59.29
110280xx9901xx	腎臓病の透析導入	42	8.24	13.74	0.00	68.12

◆腎臓･リウマチ科は、腎疾患（慢性糸球体腎炎、血管炎症候群（急速進行性糸球体腎炎）、ネフローゼ症候群、糖尿病腎症を代表とする二次性腎疾患など）、膠原病及び類縁疾患（関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、強皮症、皮膚筋炎など）の診療を行っています。
◆１番目の症例は、慢性腎臓病や腎不全に対する治療入院です。２番目の症例は、透析シャントの閉塞に対するシャント拡張術や血栓除去術の治療入院です。３番目の症例は、腎臓病の人工透析に対する内シャント設置術の入院になります。４番目の症例は、成人スチル病や顕微鏡的多発血管炎などの治療入院です。

救急医療科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
160100xx99x00x	外傷性くも膜下出血等の治療	23	2.13	8.30	8.70	58.04
160100xx97x00x	頭部裂創等の治療	12	1.50	9.78	0.00	71.50
161070xxxxx00x	マムシ咬傷、蜂刺症等	12	2.00	3.70	25.00	58.58
110310xx99xxxx	尿路感染症等の治療	-	-	13.14	-	-
071030xx99xx0x	急性腰痛症の治療	-	-	9.57	-	-

◆救急医療科は、軽傷から重症まですべての救急初期診療に対応すべく、各専門診療科と連携・救急医療体制を整備し、診療を行っています。
◆１・２番目の症例は、外傷性くも膜下出血・頭部裂傷等の治療になります。３番目の症例は、マムシ咬傷や蜂刺によるアナフィラキシーの治療になります。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。（ハイフン「-」標記）

血液内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
130010xx97x2xx	急性白血病の化学療法輸血有	31	49.68	37.46	12.90	63.55
130030xx99x5xx	悪性リンパ腫の化学療法（リツキシマブ+フィルグラスチム）輸血無	29	21.62	19.92	0.00	64.28
130030xx99x6xx	悪性リンパ腫の化学療法（イブルチニブ）輸血無	24	20.21	13.91	0.00	73.21
130060xx97x00x	骨髄異形成症候群の治療輸血有	23	22.70	14.55	30.43	73.52
130030xx99x0xx	悪性リンパ腫の治療	19	13.05	9.15	26.32	73.68

◆血液内科は、初発・再発の悪性リンパ腫、急性白血病(寛解導入療法、強化療法)、骨髄線維症や骨髄異形成症候群の進行期、入院治療を要する多発性骨髄腫、溶血性貧血(活動期)、特発性血小板減少性紫斑病(治療導入期)、再生不良性貧血(初発、治療導入期)の患者さんを中心に診療しています。
◆1番目の症例は、急性白血病の治療、２・３番目の症例は、悪性リンパ腫の化学療法、４番目の症例は骨髄異形成症候群の治療入院です。悪性リンパ腫や多発性骨髄腫の治療は通院での治療も行っています。

消化器外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060035xx010x0x	結腸がんの切除術	140	12.59	15.76	4.29	72.59
060160x001xxxx	鼠径ヘルニアの手術	102	3.55	4.74	0.00	69.88
060335xx02000x	胆石性胆のう炎の腹腔鏡下胆のう摘出術	88	6.10	7.11	3.41	62.89
060210xx99000x	癒着性イレウス等の治療	60	7.48	9.00	1.67	71.77
060150xx03xxxx	虫垂炎の切除術	55	4.11	5.40	0.00	38.18

◆消化器外科は、食道から肛門までの消化管、肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、副腎などの実質臓器、ヘルニアや腹壁腫瘍など腹部全般の外科的疾患の診療を行っています。
◆１番目の症例は、結腸がんの切除術の入院です。当院の患者さんは高齢で基礎疾患をお持ちの方、救急搬送や緊急手術を要する方等が多いため、比較的病期の進行した症例の割合が高いです。２番目の症例は、鼠径部から腸がとびだしているヘルニアに対する手術です。３番目の症例は、胆石性胆のう炎に行う腹腔鏡下の胆のう摘出術の症例です。予定入院の場合、５日前後の入院で実施しています。

糖尿病・内分泌内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
10007xxxxxx1xx	２型糖尿病の治療（インスリン注射）副傷病名有	76	15.82	14.41	5.26	71.54
100393xx99xxxx	低ナトリウム血症の治療	27	16.67	10.28	44.44	76.81
100040xxxxx00x	糖尿病性ケトアシドーシスの治療	18	17.00	13.25	22.22	55.83
10007xxxxxx0xx	２型糖尿病の治療副傷病名無	18	10.83	11.15	0.00	63.22
10006xxxxxx1xx	１型糖尿病の治療（インスリン注射）副傷病名有	-	-	13.42	-	-

◆糖尿病･内分泌内科は、糖尿病・内分泌疾患・高血圧の専門診療を行っています。
◆１・３・４・５番目の症例は、全て糖尿病治療の入院です。当院では、看護師、栄養士、薬剤師、運動療法士等でチームを組んでチーム医療を行っています。各分野の医療スタッフが知識や経験を持ち寄り患者一人ひとりに合った治療方針や指導に活かしています。糖尿病患者は増加傾向であり、手術予定や救急入院の方で糖尿病を合併している方も増加しています。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。（ハイフン「-」標記）

がん化学療法科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060010xx99x40x	食道がんの化学療法	21	7.81	9.09	9.52	70.24
060020xx99x3xx	胃がんの化学療法	17	6.24	6.13	0.00	70.41
060010xx99x30x	食道がんの化学療法と放射線治療	13	11.92	15.55	7.69	72.15
060035xx99x3xx	結腸がんの化学療法	11	9.91	6.88	0.00	64.45
06007xxx9904xx	膵臓がんの化学療法	-	-	7.96	-	-

◆がん化学療法科は、消化器癌の化学療法や泌尿器領域の腫瘍、神経内分泌細胞癌、原発不明癌や肉腫などの希少がんの化学療法を行っています。入院で行う化学療法は、食道癌を中心に限られた癌腫となっており大部分は外来化学療法で行っています。
◆１・３番目の症例は食道がん、２番目の症例は胃がん、４番目の症例は結腸がん、５番目の症例は膵臓がんの治療入院です。次々と開発される新規薬剤を導入しつつ、制吐剤などの副作用対策、安全に長時間の薬剤投与を可能にする器具の導入を図るなど、より副作用も軽く、最先端治療が受けられるように心掛けています。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。（ハイフン「-」標記）

乳腺・内分泌外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
090010xx010xxx	乳がんの部分切除術（腋窩部郭清有）	128	6.97	10.15	0.78	63.28
090010xx02xxxx	乳がんの部分切除術（腋窩部郭清無）	99	5.04	5.88	0.00	63.90
100020xx010xxx	甲状腺がんの切除術	30	5.53	8.19	0.00	54.10
100140xx97xxxx	バセドウ病の甲状腺全摘術	24	4.96	9.29	0.00	35.33
100130xx97x0xx	甲状腺腫の切除術	20	5.05	7.20	0.00	54.95

◆乳腺･内分泌外科は、乳腺疾患（乳がん、良性腫瘍）と甲状腺疾患（甲状腺がん、良性腫瘍）、軟部組織腫瘍などの診療を行っています。
◆１・２番目の症例は、乳がんの切除術の入院です。病変の部位や広がりを踏まえ乳房を温存したいか伺った上で部分切除か全摘を行うか決定しています。リンパ節に転移が見つかった場合に乳房周辺のリンパ節の切除（腋窩リンパ節郭清）を行います。３番目の症例は、甲状腺がん、4番目の症例は、バセドウ病の甲状腺切除・摘出の手術入院です。甲状腺の手術では声を出す神経など重要な臓器を傷つけないように注意しています。４~６日間の入院で実施しています。５番目の症例は、甲状腺腫の手術入院です。

総合診療科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
110310xx99xxxx	尿路感染症の治療	62	9.32	13.14	56.45	78.21
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎の治療	25	9.32	20.57	96.00	86.28
161020xxxxx00x	低体温症又は熱中症の治療	14	9.57	6.45	64.29	77.71
0400801499x002	肺炎の治療	13	14.00	15.86	61.54	84.92
100380xxxxxxxx	脱水症の治療	11	9.09	10.66	54.55	81.55

◆総合診療科は、原因不明の発熱や病態不明の患者さんの治療や脱水等の内科全般の総合診療を行っています。
◆１番目の症例は、尿路感染症の治療入院です。２番目の症例は、高齢者の誤嚥による肺炎治療の入院です。３番目の症例は、低体温、熱中症等による治療入院です。当院では重症患者さんをいつでも受け入れられるように、緊急性の高い治療に目途のついた患者さんには他医療機関へ早期転院いただき、良質な医療を継続できるよう努めています。

	初発	再発	病期分類基準（※）	版数
Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明
胃癌	149	27	18	22		43	1	8版
大腸癌	63	109	78	36		86	1	8版
乳癌	94	83	29	-		30	1	8版
肺癌	79	17	30	66	-	304	1	8版
肝癌	15	11	-	-		77	1	8版

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	-	-	-
中等症	89	12.97	77.57
重症	31	15.26	85.74
超重症	-	-	-
不明	-	-	-

発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
3日以内	581	17.48	76.94	62.99
その他	61	9.16	69.31	31.15

消化器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K688	内視鏡的胆道ステント留置術	234	1.79	9.79	15.38	79.25
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２センチメートル未満）	155	0.23	1.32	0.00	69.30
K6532	内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術）	104	0.08	5.27	1.92	75.45
K654	内視鏡的消化管止血術	95	0.73	7.38	10.53	69.51
K721-4	早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術	92	0.10	5.72	1.09	69.72

◆１番目の手術は、胆管の閉塞部に胆管ステントを挿入し胆道ドレナージ（胆管にたまった胆汁を排出）を行う手術です。２番目の手術は、内視鏡を使用した大腸のポリープの切除手術です。主に入院では１泊２日の短期入院を実施しておりますが、外来で可能な症例については外来切除を行っています。3番目の手術は、粘膜内に留まる早期の胃がんに対する胃ESDの手術です。４番目の手術は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の出血部を止血する内視鏡手術です。５番目の手術は、粘膜内に留まる早期の大腸がんに対する大腸ESDの手術です。

循環器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K5951	経皮的カテーテル心筋焼灼術（心房中隔穿刺、心外膜アプローチ）	210	1.89	3.10	0.48	65.57
K5493	経皮的冠動脈ステント留置術（その他）	157	3.27	2.37	1.27	70.88
K5972	ペースメーカー移植術（経静脈電極）	86	2.45	8.71	15.12	80.20
K616	四肢の血管拡張術・血栓除去術	79	2.16	5.80	7.59	75.70
K5952	経皮的カテーテル心筋焼灼術（その他）	57	2.70	4.58	0.00	60.56

◆１・５番目の手術は、不整脈を発生させている部位を特定し、電気的に焼灼するカテーテルアブレーション治療です。２・４番目の手術は、大腿部や腕などからカテーテルを血管内へ挿入し冠動脈の狭窄部にステント留置を行う手術です。予定入院では、主に１泊２日の短期入院で実施しています。３番目の手術は、徐脈性不整脈のペースメーカー植え込み術の治療です。

整形外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0461	骨折観血的手術　（肩甲骨、上腕、大腿）	150	4.73	15.16	68.67	78.17
K0821	人工関節置換術　（肩、股、膝）	112	1.88	17.79	82.14	70.63
K0462	骨折観血的手術　（前腕、下腿、手舟状骨）	86	2.87	4.58	15.12	59.95
K0811	人工骨頭挿入術　（肩、股）	56	6.54	18.18	92.86	80.32
K0483	骨内異物（挿入物を含む。）除去術　（前腕、下腿）	50	1.12	1.20	0.00	45.20

◆１～4番目の手術は、高齢の方の転倒に多い大腿骨頚部･転子部骨折や前腕骨折などに対する手術です。早期の骨接合術を行い、状態が安定した方はリハビリ病院と連携を行っています。そのため転院率が高くなっています。5番目の手術は、骨折治癒後のプレートやワイヤーを除去する手術です。

形成外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K333	鼻骨骨折整復固定術	13	1.69	1.00	0.00	24.85
K0063	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径６センチメートル以上１２センチメートル未満）	-	-	-	-	-
K227	眼窩骨折観血的手術（眼窩ブローアウト骨折手術を含む）	-	-	-	-	-
K0052	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径２ｃｍ以上４ｃｍ未満）	-	-	-	-	-
K0301	四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術　（肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹）	-	-	-	-	-

◆１番目の手術は、鼻骨骨折に対する手術です。なるべく目立たない方法で変形を戻して固定し、治療します。顔面、手足等の先天性異常や外傷、および瘢痕治療等、当科の専門治療を行いつつ、その基礎となる植皮や皮弁、マイクロサージャリーの技術を活かして、他科における悪性腫瘍に関連する再建（乳房再建など）や、難治性潰瘍（放射線潰瘍や骨髄炎後潰瘍、開放骨折後潰瘍など）の治療にも取り組んでいます。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。（ハイフン「-」標記）

脳神経外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K1783	脳血管内手術（脳血管内ステント）	85	1.72	5.12	5.88	64.27
K164-2	慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術	79	0.58	9.54	37.97	80.38
K1781	脳血管内手術（１箇所）	72	1.50	14.46	19.44	66.68
K145	穿頭脳室ドレナージ術	23	0.04	22.22	73.91	67.91
K1643	頭蓋内血腫除去術（開頭）（脳内）	21	0.33	23.24	95.24	65.43

◆1番目の手術は、脳血管が狭窄しないようにステントを留置する手術です。２番目の手術は、慢性硬膜下血腫に対する血腫穿孔除去手術の症例です。３番目の手術は、破裂するとくも膜下出血を起こす、脳動脈瘤に対して脳血管の中をカテーテルを通して治療を行う脳血管内手術（コイリング）の症例です。４番目の手術は、脳内の血腫を管を挿入し吸い出す手術の症例です。5 番目の手術は、脳梗塞の血栓をカテーテルで回収する手術です。状態の安定した方は早期にリハビリ病院に転院できるように連携を行っています。
◆疾病別のカテーテル治療（K1781、K1782、K1783）の件数は、脳動脈瘤：92件、くも膜下出血：43件です。

呼吸器外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K514-23	胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（肺葉切除又は１肺葉を超える）	60	1.38	9.60	0.00	69.88
K5131	胸腔鏡下肺切除術（肺嚢胞手術（楔状部分切除））	30	4.03	4.40	6.67	44.70
K514-21	胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（部分切除）	22	1.32	5.95	0.00	72.64
K514-22	胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（区域切除）	13	2.15	9.77	0.00	68.08
K5132	胸腔鏡下肺切除術（部分切除）	-	-	-	-	-

◆最も多いのは肺がんの切除術の症例です。当院では、個々の症例に応じて、根治性と低侵襲性、肺機能温存を考慮して適切な手術アプローチと切除範囲を決定しています。2020年度から新たに、従来よりさらに低侵襲な完全鏡視下肺葉切除術を導入しました。胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術には、従来の背部小開胸アプローチと、完全鏡視下アプローチを含みます。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。（ハイフン「-」標記）

心臓血管外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K5612ｲ	ステントグラフト内挿術（胸部大動脈）	40	5.85	11.38	12.50	68.05
K5612ﾛ	ステントグラフト内挿術（腹部大動脈）	35	2.49	6.26	0.00	73.09
K617-4	下肢静脈瘤血管内焼灼術	31	1.00	1.00	0.00	67.65
K5522	冠動脈、大動脈バイパス移植術（２吻合以上）	19	6.00	20.47	5.26	63.84
K5551	弁置換術（１弁）	17	16.12	20.59	17.65	70.29

◆１・２番目の手術は、大動脈瘤に対して血管にカテーテルを挿入して行うステントグラフトを挿入する手術です。３番目の手術は下肢静脈瘤に対する血管内高周波治療です。4番目の手術は、狭心症や陳旧性心筋梗塞に対する冠動脈バイパス手術です。５番目の手術は、僧帽弁閉鎖不全症や大動脈弁狭窄症の弁置換術の症例です。岩手県民の医療ニーズに応えるべく、最新のエビデンスと最新のテクニックを積極的に取り入れ、安全で安心できる心臓血管外科医療を24時間体制で提供しており、心筋梗塞の機械的合併症や急性大動脈解離といった緊急手術症例にも迅速に対応しています。また、県内唯一の補助人工心臓認定施設です。

小児外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K6335	鼠径ヘルニア手術	50	0.48	0.54	0.00	2.94
K718-21	腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴わないもの）	16	0.44	2.13	0.00	10.88
K6333	臍ヘルニア手術	-	-	-	-	-
K836	停留精巣固定術	-	-	-	-	-
K414-2	甲状舌管嚢胞摘出術	-	-	-	-	-

◆１番目の手術は、鼠径ヘルニアの手術の症例です。入院期間は入院当日退院から２泊３日の短期入院で実施しています。２番目の手術は、急性虫垂炎の虫垂切除術の入院です。３番目の手術は、臍ヘルニアの手術です。４番目の手術は、停留精巣（精巣の下降が陰嚢まで届かずに途中で止まってしまっている状態）に対する手術です。５番目の手術は、甲状舌管嚢胞（頸部の真ん中で喉仏の上あたりに、丸い小さな固まり）に対する手術です。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。（ハイフン「-」標記）

産婦人科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	平均年齢
K8982	帝王切開術（選択帝王切開）	159	7.69	9.14	33.27
K877	子宮全摘術	86	1.71	8.08	48.26
K8981	帝王切開術（緊急帝王切開）	85	5.68	10.21	32.07
K867	子宮頸部（腟部）切除術	49	1.00	1.90	41.08
K8881	子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（開腹）	41	0.88	7.00	52.71

◆１・３番目の手術は、帝王切開術（予定･緊急）の症例です。妊娠管理としては正常出産はもちろんのこと、さまざまな合併症妊娠についても他診療科と連携を図り、妊娠管理を行い安全に分娩ができるように配慮しています。予定入院の症例では、入院期間11日前後の診療を行っています。２番目の手術は、子宮筋腫等に対する子宮全摘出手術の症例です。４番目の手術は、子宮頸部高度異形成や上皮内がんに対する円錐切除術です。５番目の手術は、主に卵巣腫瘍に対する摘出手術です。

眼科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K2801	硝子体茎顕微鏡下離断術（網膜付着組織を含む）	72	1.18	4.64	0.00	64.08
K2821ﾛ	水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（その他）	25	1.68	3.64	0.00	75.80
K2821ｲ	水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（縫着レンズ挿入）	-	-	-	-	-
K279	硝子体切除術	-	-	-	-	-
K275	網膜復位術	-	-	-	-	-

◆１番目の手術は、硝子体が出血したり、網膜の病気になった場合に手術する症例です。当院では、小さい穴で手術を行う極小切開硝子体手術を行っています。これにより早期の回復が期待でき入院期間が短縮されるようになりました。２番目の手術は、白内障手術の予定入院です。白内障は目の中にあってカメラのレンズの働きをしている水晶体と呼ばれる器官が濁ってくる病気です。手術は原則として外来日帰りにて行いますが、遠方の患者さんについて入院手術を行っています。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。（ハイフン「-」標記）

耳鼻咽喉科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K3772	口蓋扁桃手術　摘出	71	1.00	7.35	0.00	29.23
K340-4	内視鏡下鼻・副鼻腔手術２型（副鼻腔単洞手術）	35	0.97	3.23	0.00	51.09
K340-5	内視鏡下鼻・副鼻腔手術３型（選択的（複数洞）副鼻腔手術）	26	0.96	3.73	0.00	57.85
K340-6	内視鏡下鼻・副鼻腔手術４型（汎副鼻腔手術）	13	1.00	4.31	0.00	58.85
K4571	耳下腺腫瘍摘出術（耳下腺浅葉摘出術）	-	-	-	-	-

◆１番目の手術は、喉の入り口にある扁桃が腫れる扁桃炎の手術入院の症例です。主に９日間の入院期間で診療しています。２・３・４番目の手術は、慢性副鼻腔炎（蓄膿症）に対する内視鏡下手術（ESS）です。全身麻酔下で鼻の穴から内視鏡を入れて観察しながら手術を行います。約１週間の入院で診療しています。５番目の手術は、耳下腺腫瘍の摘出手術です。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。（ハイフン「-」標記）

脳神経内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K178-4	経皮的脳血栓回収術	89	0.65	16.42	76.40	79.38
K597-3	植込型心電図記録計移植術	52	9.38	3.38	28.85	72.00
K609-2	経皮的頸動脈ステント留置術	29	5.03	10.72	37.93	75.38
K597-4	植込型心電図記録計摘出術	26	0.00	1.00	0.00	66.23
K178-2	経皮的脳血管形成術	13	6.15	17.77	69.23	72.46

◆脳神経内科では内科的治療が主体です。１番目の手術は、脳梗塞に対しカテーテルを足の血管から挿入して、頭の中の脳血管を塞いでいる血栓を回収し、閉塞した脳血管を再通過させる手術です。２番目の手術は、原因不明の脳梗塞に対し、植込み型心電図記録計の植込みを行い、発作性心房細動を検出し、細かな病型診断を行い治療方針に役立てる手術です。３番目の手術は、内頚動脈の狭窄部にステント留置を行う手術です。

皮膚科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0072	皮膚悪性腫瘍切除術（単純切除）	11	0.18	8.36	0.00	78.45
K0022	デブリードマン（１００ｃｍ２以上３０００ｃｍ２未満）	-	-	-	-	-
K0052	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径２ｃｍ以上４ｃｍ未満）	-	-	-	-	-
K0053	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径４ｃｍ以上）	-	-	-	-	-
K0061	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径３ｃｍ未満）	-	-	-	-	-

◆最も多いのは皮膚がんの手術です。当院の形成外科と協力し対応しています。
※該当患者数が10未満の場合は、患者数を非公表としています。（ハイフン「-」標記）

泌尿器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K768	体外衝撃波腎・尿管結石破砕術（一連につき）	155	1.25	1.03	0.65	63.27
K8036ﾛ	膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（その他）	69	1.32	3.81	0.00	72.81
K783-2	経尿道的尿管ステント留置術	41	0.34	7.71	19.51	72.49
K7811	経尿道的尿路結石除去術（レーザー）	35	1.00	4.31	0.00	63.51
K843	前立腺悪性腫瘍手術	21	2.00	11.81	0.00	68.05

◆１番目の手術は、腎臓や尿管に出来た結石を破砕する手術です。2番目の手術は、膀胱の悪性腫瘍に対して行われる手術です。３番目の手術は、腎臓と膀胱を繋ぐ尿管が尿管結石等で狭くなったり塞がったりした際、症状を改善する為にステントを留置する手術です。４番目の手術は、尿管等にできた結石をレーザー等で破砕し、尿道的に除去する手術です。５番目の手術は、前立腺の悪性腫瘍に対して行われる手術です。

消化器外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	138	1.47	3.75	2.17	63.16
K719-3	腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術	115	2.90	8.82	3.48	72.88
K6335	鼠径ヘルニア手術	100	1.14	1.33	0.00	70.15
K718-21	腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴わないもの）	59	0.69	2.41	0.00	39.85
K7193	結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術	42	4.52	13.79	9.52	73.10

◆1番目の手術は、胆のう炎や胆石症、良性の胆のう腫瘍等に対して行われる手術です。2番目の手術は、直腸を含む大腸の悪性腫瘍を腹腔鏡下切除し、体の負担を軽減する手術です。3番目の手術は、鼠径ヘルニアの手術です。4番目の手術は、虫垂炎に対して行われる手術です。5番目の手術は、結腸がんに対して行う開腹の切除術です。

乳腺・内分泌外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K4762	乳腺悪性腫瘍手術（乳房部分切除術）（腋窩部郭清を伴わない）	99	0.98	3.06	0.00	63.90
K4763	乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除術）（腋窩部郭清を伴わない）	67	1.04	4.25	0.00	65.87
K4765	乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除術）（胸筋切除を併施しない）	36	1.00	6.25	0.03	60.53
K462-2	内視鏡下バセドウ甲状腺全摘（亜全摘）術（両葉）	18	1.00	3.00	0.00	33.28
K4764	乳腺悪性腫瘍手術（乳房部分切除術）（腋窩部郭清を伴う）	17	1.00	4.71	0.00	55.29

◆最も多い手術は乳腺の悪性腫瘍に対する手術です。（一次・二次）乳房再建手術など当院の形成外科と連携し行っています。4番目の手術は、バセドウ病の手術です。

DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	-	-
130100	播種性血管内凝固症候群	異なる	-	-
180010	敗血症	同一	21	0.14
180010	敗血症	異なる	25	0.16
180035	その他の真菌感染症	同一	-	-
180035	その他の真菌感染症	異なる	-	-
180040	手術・処置等の合併症	同一	242	1.57
180040	手術・処置等の合併症	異なる	15	0.10

令和３年度 岩手県立中央病院 病院指標

令和３年度岩手県立中央病院病院指標