脳神経内科

 

スタッフの紹介

氏名 菊池 貴彦(きくち たかひこ)
役職名 統括副院長兼診療部長兼脳神経センター長兼脳神経内科長
出身大学(教室)・卒業年 岩手医科大学(岩手医科大学神経内科)・昭和63年
所属学会・資格等 日本内科学会(認定内科医・指導医)、日本神経学会(神経内科専門医・指導医・代議員)、日本脳卒中学会、日本神経治療学会
氏名 大内 東香(おおうち はるか)
出身大学(教室)・卒業年 秋田大学・平成17年
所属学会・資格等 日本内科学会(総合内科専門医・認定内科医・指導医)、日本神経学会(神経内科専門医・指導医)、日本頭痛学会(認定頭痛専門医)、日本脳卒中学会、日本神経病理学会、日本リハビリテーション医学会
氏名 加藤 可奈子(かとう かなこ)
出身大学(教室)・卒業年 岩手医科大学・平成19年
所属学会・資格等 日本内科学会認定医、日本神経学会(神経内科専門医)、日本神経治療学会、日本パーキンソン病・運動障害疾患学会
氏名 高橋 海(たかはし かい)
出身大学(教室)・卒業年 岩手医科大学・平成27年
所属学会・資格等 日本内科学会(認定内科医)、日本神経学会(神経内科専門医)
氏名 滝川 浩平(たきかわ こうへい)
出身大学(教室)・卒業年 秋田大学・平成30年
所属学会・資格等

日本内科学会(内科専門医)、日本神経学会、日本脳卒中学会、日本脳神経血管内治療学会(血栓回収療法実施医)、日本脳神経超音波学会(脳神経超音波検査士)

氏名 平井 英祐(ひらい えいすけ)
出身大学(教室)・卒業年 岩手医科大学・平成30年
所属学会・資格等  
氏名 中島 沙月(なかじま さつき)
出身大学(教室)・卒業年 東北大学・令和3年
所属学会・資格等 日本内科学会、日本神経学会、日本循環器学会、日本脳卒中学会、日本脳神経超音波学会、日本脳神経血管内治療学会
氏名 戸羽 陸(とば りく)
出身大学(教室)・卒業年 岩手医科大学・令和4年
所属学会・資格等 日本内科学会、日本神経学会、日本脳卒中学会、日本脳神経血管内治療学会

診療内容

1.岩手県立中央病院脳神経内科の位置付け

脳神経内科は脳神経外科とともに岩手県立中央病院脳神経センターを構成し、1年365日24時間体制で脳神経センターの専門医が救急医療に対応し、毎日の外来・入院診療も共同して行っております。脳神経内科には6名の常勤医がおります。

2.脳神経内科の診療対象疾患

我々はあらゆる神経疾患の診療に対応していますが、中でも救急体制を充実したことにより、中枢神経救急疾患の大多数を占める脳梗塞の診療を最も得意としています。その結果、脳梗塞の診療件数は全国の脳卒中専門病院や特定機能病院と比較しても、非常に多いのが特徴です。また、県立センター病院の重要な機能として、診断や治療が難しい神経難病や免疫吸着療法、大量ガンマグロブリン療法などの特殊な治療が必要な患者様の診療も積極的に行っています。

3.診療の実際

現在、岩手県の県庁所在地である盛岡医療圏の住民だけでなく、広く沿岸や内陸各地域、県外からの通院・入院患者さん等、多くの方々にご利用していただいております。

県立中央病院脳神経内科が最も得意で、かつ非常に多くの患者さんの診療にあたっている疾患は脳梗塞で、毎年600名を超える脳梗塞急性期治療、慢性期の再発予防に携っています。

脳梗塞の急性期治療では、24時間体制の専門医常駐と24時間体制のMRI・CT診断を行い、超急性期のt-PA(血栓を溶かす薬)を用いた血栓溶解療法やカテーテルによる血栓回収療法を駆使し、従来なら重度の後遺症を残したと思われる患者さんでも、ほとんど後遺症なく自宅退院できる方が徐々に増えてきています。

しかし、いまだに発病から病院受診までに時間がかかりすぎて、有用な治療が受けられない患者さんもなお多く、発病したら、有効な治療を行える時間内にいかに早く病院に駆けつけていただけるようにすべきか、さらなる住民への情報伝達が必要と考えています。

当院の救急車受入れ件数は年に8,000件を超えています。ますます増加すると予想される救急患者さんに対応するためには、現在のスタッフ数でも充分とは言えません。限られた医師の数で、当院の役割である救急医療を今後も続けて行くには、外来の患者さんの数を減らし、その分を救急や入院患者さんの診療に時間を割かざるを得ないのが現状です。症状の安定した患者さんには、かかりつけの先生に紹介し、症状の悪化や定期検査の際に当院を受診していただく、いわゆる「2人の主治医」の体制で診させていただければと存じます。また、平成25年4月より、新患は紹介患者さんに限らせていただいております。これも、救急、入院診療の充実が目的であり、ご理解ご協力をお願いいたします。

4. t-PAによる血栓溶解療法、カテーテルによる血栓回収療法

平成17年10月には本邦でもt-PAによる経静脈的血栓溶解療法が承認され、当科では種々の診療環境整備を行って、平成18年6月から血栓溶解療法実施体制を整えました。重症例でも約半数の患者様は歩行自立するようになっており、適応を厳密に尊守しているため、問題となる出血性合併症も極めて少ない状況で治療にあたっています。

しかし、rt-PAによる血栓溶解療法を受けることができる患者さんは脳梗塞で入院された方のうち約15%と少ないのが現状です。この治療を行うためには、発病4.5時間以内に治療開始することが絶対条件であり、しかも発病後の治療までの時間が少ないほど、治療効果が向上することが確認されています。また、4.5時間を過ぎた患者さんや+-PAの効果が乏しい方、t-PAが使えない方に対してカテーテルによる血栓回収も積極的に行っております。いずれにせよ、後遺症を少なくするためには、少しでも早く病院を受診していただくことが必要です。

5.急性期脳梗塞の診断・治療

脳梗塞症例に対して神経超音波検査(頚動脈エコー、経頭蓋エコー、経食道心エコー、下肢静脈エコー)、植込み型心電図記録計の植込みを当科独自で行い、より細かな病型診断を行い治療方針に役立てております。

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