2020年 院長あいさつ

「2020年度初めにあたって」(令和2年5月)

 新型コロナウイルス感染症蔓延防止のために年度末の送別会、年度初めの歓迎会が自粛され、気持ちの切り替えに苦労した春となりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。 他国での爆発的なCOVID-19流行に比して、クルーズ船問題があったにも関わらず、日本での患者数増加が少なくて済んでいるのは、国民の良識ある行動のなせる業という論評がありました。集合型イベントの自粛や、休校に対する対応など、反対意見もありながらも全体としては、感染拡大阻止に向けて国民が協調した行動をとっていたように見えます。多少の買い占め騒ぎがありましたが大きなパニックにもならず、PCR検査の乱用もなく、町の物理的封鎖などという強制力は必要とせずに、国民が粛々と対応しました。手洗いの重要性も強調されたことで季節性のインフルエンザ発症が減ったとも解釈されていること、マスクの意義についての議論も為されたこと、風邪症状の自己管理としての安易な病院受診が見直されるようになったことなども意義があったと感じます。医療者側も検査だけでない病歴の大切さ、投薬だけではない安静や栄養などの重要性を見直さざるを得なかったのではないでしょうか。個人的には、患者-医療者のあり方に良い変化をもたらした機会と言える部分もあったと思います。国民皆保険でフリーアクセスが担保されている我が国ではありますが、今回の教訓を活かした健康の自己管理意識と適正受診の普及で、岩手県の医療が一段階成熟し、レベルアップすると確信しました。 今年度も引き続き岩手県立中央病院をどうぞよろしくお願いいたします。

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