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脳神経センター(脳神経内科・脳神経外科)
脳神経外科と脳神経内科で脳神経センターを構成し診療に当たっています。
脳外科は脳卒中、脳腫瘍、先天性奇形、外傷など、脳神経内科は脳卒中、変性疾患、脱髄疾患、認知症、頭痛、てんかんなどのあらゆる脳神経系疾患を扱っておりますが、専用PHSで救急隊や紹介医療機関からの電話を直接受け入れ、365日、24時間体制で特に脳卒中急性期患者さんに対応しています。
脳卒中は年に600~700人程度が入院され、盛岡医療圏の脳卒中患者の半数を当センターで診療しています。脳神経外科医・脳神経内科医が一堂に会したカンファランスを行い、入院患者さんの最適な診断治療を行うほか、外科・内科の垣根をなくし、協力しながら患者さんに必要な医療を必要な時に提供できる体制を整えております。
2019年度には県内初のStroke care unit(SCU)が整備されました。
当センターの特徴は、現在2名の脳血管内治療専門医がおり、従来の外科的治療に加え、脳梗塞急性期の血栓回収療法、ステント治療、脳動脈瘤や動静脈奇形のコイル塞栓術などの血管内治療に24時間対応できる体制で臨んでいることです。t-PAによる脳梗塞超急性期血栓溶解療法、血栓回収療法とも東北地方でもトップクラスの治療数となっており、以前は期待できなかったような劇的改善を見る例が増えています。
このような診療体制を維持、発展させていけるように若手医師の指導にも力をいれ、岩手県の脳卒中医療に貢献できるよう日々努めています。