泌尿器科

スタッフの紹介

氏名 藤澤 宏光(ふじさわ ひろみつ)
役職名 業務企画部次長、腎センター長、泌尿器科長
出身大学(教室)・卒業年 岩手医科大学(岩手医科大学泌尿器科)・平成6年
所属学会・資格等 日本泌尿器科学会(泌尿器科専門医・指導医)、日本がん治療認定医機構(がん治療認定医)、日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会(泌尿器腹腔鏡認定医)、日本泌尿器腫瘍学会、日本癌治療学会、日本排尿機能学会、日本内視鏡外科学会(技術認定医)、日本尿路結石症学会
氏名 守口 万里子(もりぐち まりこ)
出身大学(教室)・卒業年

岩手医科大学・平成29年

所属学会・資格等
日本泌尿器科学会(泌尿器科専門医)、日本透析学会
氏名 小笠原 慶太(おがさわら けいた)
出身大学(教室)・卒業年

岩手医科大学(岩手医科大学泌尿器科学講座)・令和2年

所属学会・資格等
日本泌尿器科学会

診療内容

1.泌尿器科の概要

 腎臓・副腎・膀胱・前立腺・尿道・精巣・陰茎など尿路・性器全般の疾患を対象にしています。 

2.具体的な対象疾患

1) 腫瘍:副腎腫瘍、腎細胞癌、尿路上皮癌(腎盂・尿管・膀胱癌)、前立腺癌、尿道癌、精巣腫瘍、後腹膜腫瘍

2) 尿路感染症:膀胱炎、腎盂腎炎、精巣上体炎、前立腺炎、亀頭包皮炎

3) 排尿障害:前立腺肥大症、神経因性膀胱

4) その他:腎・尿管・膀胱結石、停留精巣、腎不全、陰嚢水腫、包茎、精索捻転、尿失禁など 

3.当科の特徴

1)  副腎腫瘍・腎細胞癌・後腹膜腫瘍

 可能な限り腹腔鏡手術で対応、小径腎癌に対しては腹腔鏡下腎部分切除術を行い、低侵襲・腎機能温存に努めております。巨大な腎癌・後腹膜腫瘍に対しては開腹手術で完全切除を目指します。

 腎癌の術後で適応症例に対しては免疫チェックポイント阻害剤の術後補助療法を行っております。

 転移性腎細胞癌では、1st-line治療として、免疫チェックポイント阻害剤の併用療法や免疫チェックポイント阻害剤+分子標的薬の併用療法の導入が増加しておりますが、これまでの分子標的薬単独治療も含め、患者さんのQOLを尊重しつつ治療を選択しております。

 また免疫関連有害事象の対策も各科と連携して対応しております。

2) 尿路上皮癌

 腎盂尿管癌では腹腔鏡手術および開腹リンパ節郭清を、術前補助化学療法を含め、癌の性質・患者さんの背景を考慮し対応します。

 膀胱癌では、経尿道的腫瘍切除術(TURBt)を行い可能な限り膀胱温存を目指しますが、局所進行膀胱癌に対しては、根治治療として膀胱全摘除術を行い、尿路変向は回腸導管・新膀胱を患者さんそれぞれに適した方法で行います。

 腎癌と同様、術後適応症例に対しては免疫チェックポイント阻害剤の術後補助療法を行っております。

 転移性尿路上皮癌に対しては化学療法・放射線治療を行っております。化学療法はGC療法を中心として行い、維持療法を含めた2nd-line治療として免疫チェックポイント阻害剤も多くの方に投与実績があり、免疫関連有害事象の対策を各科と連携し行っております。また3rd-line治療のバドセブ®も投与例が増えてきております。

3) 前立腺癌

 検診でPSAが高値の場合には、複数か所の前立腺生検に加え、2021年度から導入したMRI-経直腸超音波融合画像ガイド下生検で癌検出率を高め適切な治療法の選択を心がけております。

 根治的前立腺全摘術は、数センチの切開で行うミニマム創内視鏡下での手術を行っております。

 放射線治療科の協力のもと、放射線療法では、根治治療においてはIMRTを、遠隔転移を有する方にも予後を改善する目的として局所・転移部位に対する照射を行っており、骨転移を有する去勢抵抗性前立腺癌の方にはゾーフィゴ®の投与も行っております。直腸障害を減らす目的で、金マーカー・SpaceOARTMの留置術も行っております。

 遠隔転移を有する前立腺癌の方には、従来の内分泌療法に加え、新規ホルモン剤の先行投与、化学療法を行い、予後改善を目指しております。

また、遺伝子検査の結果適応する方にオラパリブ®の投与も可能です。

4) 尿路結石症

 体外衝撃波結石破砕術(ESWL)、内視鏡によるレーザー破砕術(TUL、PNL)を網羅し、当院で結石破砕を完結できるようになっております。

5)前立腺肥大症

 薬物療法でご満足いただけない方に対しては、経尿道的前立腺切除術は切除術(TURP)を中心に、巨大な肥大症に対してはレーザー核出術(HoLEP)も行っております。

6)生体腎移植

 腎臓・リウマチ科、消化器外科と協力して診療にあたっております。

4.次のような症状でお困りの方はまずお近くの医療機関を受診し、当科治療が必要と判断された際には、ご紹介いただきますようお願いいたします。

  • 血尿
  • 排尿時痛
  • 排尿後の残尿感
  • 尿が近い
  • 尿の勢いが弱い
  • 尿が漏れる
  • 陰嚢が腫れた
  • 右または左腰背部の痛み(激痛)
  • 健康診断で尿潜血反応陽性・PSA値が異常高値だった など 

5.当科を受診されるみなさまへ

  • 初めての受診のときは、現在服用中の薬の名前を確認させていただきます。薬局から提供されていたお薬の説明書またはお薬手帳を必ずお持ちください。
  • 治療が終了、症状が安定されている方は、かかりつけ医の先生にご紹介させていただきます

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