初期臨床研修プログラム(ローテート表)
(1) 研修開始の4月にオリエンテーションを行う。基本的診察法、診療録の記載法など、すべての診療科に必要な医療技術と知識を習得する。また、院内各部門職種の業務を見学・実践し、当院のチーム医療の基本と全人的医療を体験するとともに、コメディカルとの協調性の基礎を築く。
(2) オリエンテーションに続く12週を基幹科とする。期間中は一つの診療科に所属し、主に入院患者の担当医として、カルテの記載やコミュニケーションなど医師として必要な技術の修得に努める。基幹科は以下の14診療科から選択する。
内科系: 呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、脳神経内科、血液内科、腎臓リウマチ科、総合診療科、糖尿病・内分泌内科
外科系: 外科・消化器外科、呼吸器外科、脳神経外科、心臓血管外科、泌尿器科、整形外科
(3)各研修プログラムについて
【一般プログラム:募集定員19名】
2年間のローテート中、基幹科を含め、内科25週+5日(オリエンテーション4週+2日及び総合診療科4週+2日を含む)、外科8週+4日、麻酔科4週+2日、救急8週+4日、小児科4週+2日、産婦人科4週+2日、総合診療科4週+2日、精神科4週+2日、地域医療8週+4日を必修とする。
①基幹科で内科系を研修した者は、自由にローテーションできる32週のうち、外科系診療科から2ヶ月以上ローテーションすることを必須とする。
②基幹科で外科系を研修した者は、自由にローテーションできる28週のうち、内科系診療科から3ヶ月以上ローテーションすることを必須とする。
(4) 地域医療の8週+4日は、地域の小規模病院(県立高田病院、県立東和病院、県立千厩病院、八幡平市立病院、国民健康保険葛巻病院を予定)の中から1病院に出向し研修を行う。(それぞれ地域医療プログラムあり)
(5) 2年次に保健・医療行政研修として、月1~2回程度の血液センターでの献血者検診業務等を行う。
(6) 救急当直研修は、1年次(2名)、2年次(1~2名)、3年次以上(2名)の屋根瓦方式とし、さらに脳神経・循環器・ICU・(小児科)の計8人(~10人)体制で指導にあたる。(週1回の当直と月に1回の日直)
(7) ローテートでの救急研修8週+4日に加え、麻酔科での研修4週+2日をもって厚生労働省の定める救急12週必須とする。