臨床工学技術科
はじめに
当院臨床工学技術科は、1996年に院内の多種多様な医療機器の効率的運用および安全管理を目的として、ME機器中央管理業務を中心に開設されました。2025年現在、18名の臨床工学技士が在籍しており、ME機器中央管理に加えて、生命維持管理装置に関する専門知識や技術を基盤とした多岐にわたる臨床技術を提供しています。また、各種認定資格を積極的に取得し、質の高い診療サポートを目指しております。救急医療や緊急対応においても、24時間体制で迅速に対応しております。さらに、医療安全管理部や看護部と協力し、他の医療スタッフへの研修を積極的に実施しています。
臨床工学技士とは
臨床工学技士(Clinical Engineer)は、現代医療に不可欠な医療機器のスペシャリストです。高度化・専門化が進む医療機器の操作、安全確保、保守・管理を担い、チーム医療に貢献しています。臨床工学技士の制度は比較的新しく、1987年に国家資格として制定されました。資格を取得するためには、臨床工学技士養成校(大学、短大、専門学校)を卒業し、国家試験に合格する必要があります。
部門紹介
臨床工学技術科では、高度な専門性を要する多様な業務をローテーションしながら担当しています。主な業務は以下の3つに大別されます。
- 臨床技術提供業務
- 医療機器管理業務
- 医療安全教育業務
取得認定資格
専門臨床工学技士
- 専門呼吸療法臨床工学技士
- 専門手術臨床工学技士
- 専門不整脈治療臨床工学技士
- 専門心・血管カテーテル臨床工学技士
認定臨床工学技士
- 認定血液浄化臨床工学技士
- 認定医療機器管理臨床工学技士
各種認定士
- 体外循環技術認定士
- 人工心臓管理技術認定士
- 透析技術認定士
- 3学会合同呼吸療法認定士
- 日本腹膜透析医学会指導臨床工学技士