『岩手県立病院リハビリテーション部門の概要』
岩手県立病院リハビリテーション部門には、理学療法士134名、作業療法士74名、言語聴覚士31名の計239名が勤務しており、それぞれ県内各地の20病院(基幹病院9、地域病院10、精神科病院1)に、規模に応じて配属されています。また、当部門では「365日リハビリ介入強化」「早期リハビリ介入」を目標として、リクルート活動、クリニカルパス推進、人材育成等に精力的に取り組んでいます。
岩手県立中央病院は、基幹病院の中でもセンター病院として位置付けられ、救急医療や高度急性期医療、高度・専門医療等を担っております。リハビリテーション技術科では、理学療法士26名、作業療法士10名、言語聴覚士8名の計44名で「心臓・腎臓疾患チーム」「ER/ICU/HCUチーム」「脳血管疾患等チーム」「運動器疾患チーム」「がん疾患チーム」の5チーム制をとっており、配置調整を行いながら、より専門的かつタイムラグのない早期介入等に努めています。また、呼吸ケアチーム・褥瘡対策チーム・認知症ケアチーム・排尿ケアチーム・緩和ケアチームなど院内のチーム医療活動にも参加しています。
『教育・研修体制』
岩手県立病院リハビリテーション部門では、近年、新人教育にも力を入れており、新採用者教育マニュアルによる統一プログラムを作成し、各病院間において同様の教育・研修体制を可能としています。プリセプター・チームによるOJT、勉強会開催、症例報告や論文作成指導など半年~1年をかけ、疾患ごとの知識・リスク管理・治療プログラム等の理解を深め、自立して業務に当たれることを目標に取り組んでいます。
その他、岩手県医療局主催の新採用者研修会、岩手県立病院リハビリ職種で構成しているリハビリテーション部門学会による実務研修会や学術大会なども開催されています。さらに、資格取得やスキルアップに必要な研修会・学会参加費のバックアップもあり積極的に専門性を高めることも可能です。
岩手県立病院は、県全域の急性期~地域医療を担っており、リハビリテーションにおいても多様の症例や病期を経験することができるため、「ジェネラリスト」「スペシャリスト」ともに目指せる環境です。