臨床工学技術科
業務紹介
臨床技術提供業務
循環器センター
- 人工心肺業務:心臓血管外科手術で使用される人工心肺装置、自己血回収装置、補助循環装置の操作・管理、補助人工心臓の装着・植込みの立会い、患者指導などを行っています。
- 補助人工心臓業務:2018年より県内唯一の補助人工心臓センターを開設し、専門外来を運営しています。
- 循環器業務:心臓カテーテル検査、経皮的冠動脈形成術、補助循環装置の準備・操作、電気生理学的検査、CIEDsの植え込み・定期検査、経皮的リード抜去術のサポートを行っています。
脳神経センター
- ナビゲーション・術中神経モニタリング業務:脳神経外科・耳鼻咽喉科の手術において、ナビゲーションシステムの準備・操作や術中神経モニタリング(MEP、SEP、NIM)を実施しています。
集中治療室(ICU)業務
- 人工呼吸器・酸素療法業務:人工呼吸器やHFNCの設定・管理、ウィーニング支援、トラブル対応を行っています。
- 補助循環装置管理:ECMO、Impella、IABP、の運用管理を担当しています。
腎センター業務
- 人工透析業務:14床の透析室で血液透析(HD)・間歇補充型血液ろ過透析(i-HDF)を実施し、出張透析対応も行っています。
- 特殊血液浄化業務:血漿交換(PE)、二重濾過血漿交換(DFPP)、血漿吸着(PA)、LDL吸着(HA)、CART、末梢血幹細胞採取などを行っています。
医療機器管理業務
生命維持管理装置を含む特定保守管理医療機器の保守点検、効率的運用および安全管理を目的に、CEセンターで医療機器管理システムを活用し、保守点検計画の作成・実施を行っています。機器は中央管理され、点検済みのものを貸し出し、使用後に再点検する流れで管理されています。
医療安全教育業務
医療安全管理部、看護部と連携し、新採用者・中途採用者向けの送液装置取り扱い研修を毎年開催しています。加えて、新規導入機器や主要医療機器(人工呼吸器、血液浄化装置、補助循環装置)に関する定期研修を実施しています。
教育・研修制度
医療機器の高度化に対応するため、専門臨床工学技士資格や各種認定士資格の取得を奨励しています。個々の目標に応じた院内外研修の参加を推奨しており、中長期的なキャリア設計のため、キャリアデザイン制度を導入し、新人の方向性設定とスキル向上を支援しています。