看護部
認定看護師
当院では、11分野の認定看護師16名が活動しています。
それぞれの専門性を生かし、患者さんのケアや院内外のスタッフの相談・指導に携わり、看護の質向上や安全な医療の提供に努めています。
分 野 | 分 野 | ||
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感染管理 認定看護師 | 2名 | 緩和ケア 認定看護師 | 2名 |
皮膚・排泄ケア 認定看護師 | 2名 | がん化学療法看護 認定看護師 | 1名 |
集中ケア 認定看護師 | 1名 | がん放射線療法看護 認定看護師 | 1名 |
クリティカルケア認定看護師 | 1名 | 認知症看護 認定看護師 | 2名 |
救急看護 認定看護師 | 2名 | 手術看護 認定看護師 |
1名 |
糖尿病看護 認定看護師 | 1名 |
感染管理認定看護師
福田 祐子・菊地 努
感染管理認定看護師は、全ての患者さん・病院にいらっしゃるご家族や面会者、職員を感染症から守ることが使命です。
院内には感染対策を担当する部門があり、医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・事務担当者など多職種からなるメンバーとともに、感染対策活動を実施しています。
主な業務として、院内巡視やデータ収集による各部門の感染対策実施状況の確認、様々な感染症を持った患者さんの感染対策、職員教育などを行っております。
その他にも他施設や保健所と連携して、地域での感染対策の向上にも努めています。
職員、患者さん・ご家族、地域の皆さまも、ご理解・ご協力をお願いいたします。
皮膚・排泄ケア認定看護師
十文字 晴美・熊谷 久美
創傷・褥(じょく)瘡(そう)(床ずれ)、ストーマ、失禁などのスキンケアを専門に、褥瘡対策・栄養サポートチームの一員として多職種協働のチーム医療を提供できるよう活動しています。
看護専門外来(スキンケア)は、皮膚や傷のケア・ストーマケア・尿失禁便失禁などの排泄ケアについての相談を受けております。20年以上続くストーマの患者会(すみれの会)は毎年7月第1火曜日に開催しています。入院中・外来でのケア・退院後の在宅訪問までお気軽にご相談ください。 (写真は、すみれの会の様子です)
集中ケア認定看護師
松村 千秋・佐々木 謙一(クリティカルケア認定看護師)
当院は高度急性期病院であり、不慮の事故や疾患による重症な患者さんや侵襲の大きな手術を受ける患者さんが多く入院しています。そのような病状の中で、患者さんは治療を受けながら自分の力を懸命に発揮し回復しようとしています。看護師はその回復を心身両面から支援する立場にあり、中でも集中ケア認定看護師は、より重症な患者さんの病状悪化の回避や早期回復への援助を役割としています。自分の5感を駆使しながら、全身状態の細かい変化を見逃さず、最善の看護ケアを安全・安楽に実践しています。少しでも早く、患者さんひとりひとりが自分らしい生活を取り戻せるよう、スタッフ一丸となって看護いたします。
救急看護認定看護師
高野 千佳・石川 拓弥
当院は、「救急車、救急患者さんを決して断らない」を基本理念に24時間、多種多様な病気や怪我、幅広い年齢層の患者さんに対応しています。救急看護認定看護師は、急激に健康状態に破綻をきたした患者さんに対し、予後を見据えた迅速かつ的確な医療が提供できるよう医学的知識や救命技術、フィジカルアセスメントから障害が最少となるケアの提供を行っています。また、救急看護の指導や相談も行っています。突然の怪我や発症のため不安が大きくなっている救急患者さんに対し、相手の立場に寄り添い心のこもった看護実践を心掛けております。困ったときには是非ご相談ください。
糖尿病看護認定看護師
高橋 雅代
糖尿病は、食事・運動・薬物療法が治療の柱であり、合併症の予防や悪化を防止する為に治療・療養を続けることが重要です。糖尿病を抱える患者さん一人ひとりの生活や思いを尊重し、生活の中に糖尿病治療を取り入れられるよう支援させて頂きます。
また、糖尿病療養支援外来では、糖尿病性腎症による透析の予防や、末梢神経障害による足のトラブル予防を目的としたフットケアも行っています。是非お気軽にご相談ください。
緩和ケア認定看護師
松浦 真由美・熊谷 真紀
緩和ケアとは、病気による心と身体の苦痛をやわらげ自分らしい生活を送れるようにするケアです。がんや終末期に限らず、病気とともに生きる患者さんやご家族にはたくさんの苦痛や悩みが伴います。患者さんやご家族が様々な選択をし、悩みながらも前を向いていくことを支えながら、多角的な視点を持ち、一人ひとりがその人らしく生きることをお手伝いしたいと思っています。 誰にも相談できずに我慢したり、困っていることはございませんか? 患者さんやご家族がはなしてみよう、聞いてみようと気軽に相談できる環境を目指しています。どうぞお気軽に声をかけてください。
がん化学療法看護認定看護師
櫻田 恭子
がん化学療法の目的には「治療」「延命」「症状緩和」「QOL改善」があります。看護師には、患者さんやご家族にとって安全な治療環境を整え、治療により生じる副作用の苦痛を最小限に抑える役割があります。
私達は、長期に渡る治療を支える看護師に対して、抗がん薬の安全な取扱い、適切な投与管理、副作用症状マネジメント等々の情報提供を行いながら、共に患者さんやご家族の援助にあたっています。
がん化学療法に関する相談はいつでも受付けておりますので、お気軽にご相談ください。
がん放射線療法看護認定看護師
似内 美紀
放射線治療は3大がん治療の一つといわれていますが、「放射線=よくわからない・怖い」という漠然としたイメージから、不安な気持ちで治療をされている方も多いと思います。そこで、令和3年度から放射線看護専門外来を開設し、放射線治療を受ける様々ながんの患者さんとご家族の不安と苦痛が軽減されるよう、お一人一人に合わせた処置や、心のケアを大切に対応する時間と場所を設けております。具体的には、治療中の副作用の出現した場合のケアだけでなく、治療前から症状の軽減と予防に努め、患者さん自身が無理なくできるケアの支援や痛みのコントロールのお手伝いなど行っています。不安な時、お困りの際は、遠慮なくご相談ください。
認知症看護認定看護師
伊藤 啓一郎・小笠原 梓
認知症は、高齢者の増加に伴い増えている病気です。しかし、認知症になると何もわからなくなるわけではありません。周囲の理解と適切な対応があれば、認知症になっても自分らしく過ごすことができます。認知症看護認定看護師は、治療のため入院となった患者・家族に対して、認知症の症状が悪化することなく入院生活を送ることができ、治療が終わったら住み慣れた地域に戻ることができるよう活動をしています。多職種で構成された「認知症ケアチーム」の一員として、病院内ラウンドを通して、認知症の有無に関わらず認知機能低下のある患者・家族の困りごとや、認知症ケアにおけるスタッフからの相談に対応しています。認知症のケアについて困ったことがありましたら、是非ご相談ください。
手術看護認定看護師
遠藤 満
当院の手術室では、年間約5,600の手術が行われています。最近では患者さんの負担を少なくする鏡視下手術や血管内治療も多く行われています。また予定手術の他、多くの緊急手術へも対応しております。手術を受ける患者さんには手術前、手術中、手術後、そして日常生活に復帰されるまでの過程があります。手術は患者さんにとって未知の領域であり、様々な不安を抱えています。そのような患者さんが少しでも落ち着いた気持ちで手術に臨めるよう、患者さんや家族に寄り添える温かい手術看護を提供できるよう心掛けています。また、外来や病棟、多職種と連携し、安全かつ安心な手術が実施できるよう努めています。