24時間地域を照らす灯台、中央病院の救急センター

6400台の救急車、ドクタージェネラル(総合診療医)が活躍する救急センター

年間救急車受け入れ6400台。救急車を断らないという基本方針のもと、最近15年間で盛岡医療圏の約50%の救急車を引き受けるようになりました(コラム1参照)。一日17~18台、おおよそ日中に9台、夜間に8台の救急車を中央病院が引き受けていることになります。救急車が列をなすこともあります(写真)。

活躍するドクタージェネラル(総合診療医)

日中救急センターで活躍するのがドクタージェネラル(総合診療医)です。幅広い知識と経験を持ったドクタージェネラルが若手医師達と一緒に、患者さんの生活歴や詳しい病歴・身体所見から患者さんの病気に迫ります。

救急認定看護師さんも活躍

歩いてきても重症患者さんが多いのも中央病院救急センターの特徴です。看護師さんは待合室の患者さん達の中から重症患者さんを選び出し優先診療を行う“トリアージ”を行っています。

待ち構える専門医集団

専門医集団も待ち構えています。24時間体制を取る脳センター・循環器センター、その他の専門医も365日一日の休みもなくオンコール体制を取っています。3200例以上の外傷患者さん、地域の約50%以上の脳卒中患者さんが搬入されます。最重症の心肺停止の患者さんは年間130人(コラム2)、500人以上の心臓病の患者さん、うち急性心筋梗塞の患者さんは140人搬入されています。各診療科の専門医も救急医療を支えています(写真)。

みんなの力で守る

救急医療はまさにチーム医療(写真)。年長も若い医師も、総合医も専門医も研修医も、男性医師も女性医師も、看護師さんも技師さん達も薬剤師さんも事務職員も、救急隊も一丸となって患者さんの命を守ります。

コラム1

盛岡医療圏の約50%の救急車を引き受ける

高齢化に伴い盛岡医療圏でも救急車は徐々に増加しています。それを引き受けているのが、中央病院の救急センターです。平成12年は地域の23%、平成26年は51%の救急車が搬入されています。

(岩手県高次救命救急センターの救急車を除く)

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