高度医療
- 高精度放射線治療(IMRT.SRT.SRS.SBRT)
- 胸腔鏡下肺葉切除(VATS10 bectomy)
- 腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)
- 植込型補助人工心臓による重症心不全の治療(VAD)
- 弓部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術(TEVAR)
- 脳神経超音波
- 植込み型心電図記録計(ICM)
- 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
- 経皮的ラジオ波焼灼術(RFA)
- 悪性消化管閉塞に対する金属ステント留置術(EMS)
- 皮下植込み型 除細動器(SICD)
- リードレスペースメーカー
- 心房細動に対するクライオバルーンアブレーション
- 内視鏡を使った外科手術
- 血栓溶解療法(t-PA静注療法)
- 血管内治療(血栓回収療法)
リードレスペースメーカー
徐脈性不整脈(洞不全症候群、房室ブロックおよび徐脈性心房細動)は心拍数が通常より遅くなり、時に心停止を来す疾患です。その程度によっては、めまい、失神発作を来たし、ペースメーカー治療が必要となります。
リードレスペースメーカーは、カテーテルを使用しカプセル型の小さな本体を心臓内へ留置し、先端の電極を通じて心臓ペーシング治療を行います。従来のペースメーカーでは外科手術で皮下ポケットを作りジェネレーター本体を植え込み、静脈を通してペーシング用リードを心臓内に留置する必要がありました。このような皮下ポケットもリードも不要なため、それらに関連した合併症のおそれが少なくなります。
本邦では2017年9月より保険収載されました。当科では初期から治療に参加しています。現時点では適応疾患が限られていますので、病状に応じて従来のペースメーカーと使い分けを行っています。